釜山/韓国 ~釜山!若い観光都市を目指して~

アジア・オセアニア

2018年02月13日

韓国住友商事会社
李 龍儇

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韓国住商釜山Office周辺(筆者撮影)
韓国住商釜山Office周辺(筆者撮影)

 皆さんは釜山と聞いてどのような印象をお持ちでしょうか?有名な歌の題名にもなっている「釜山港」などを連想されるでしょうか?

 

 釜山は第2の首都と呼ばれ、人口約350万人のソウルに次ぐ大都市です。上記歌の題名にもなっている釜山港は、1876年に韓国で始めて開港された近代港であり、その後釜山近隣(ウルサン・チャンウォンなど)に位置する別名、「南工業ベルト(造船・自動車・発電向けの工場が集約している工業地域)」で製造される資機材を入出荷、1974年にはコンテナ埠頭も建設され、世界の物流ハブ港としての重要な役割を果たしています。また、戦後物資調達に重宝した「何でも買える」と評判の高い国際市場(クッチェシジャン)や海産物を多数取り扱うチャガルチシジャンなど歴史ある施設も多数あることから、「古い町?」との印象を持たれるのではないでしょうか。ソウルに比べると……という声を耳にし、否定はしませんが、そんなことはございません!実は見どころ満載な観光都市を目指しいろいろな取り組みを行っています。2005年にはAPECが開催され、各国首脳が訪問した海雲台(ヘウンデ)や広岸里(クァンアンリ)海水浴場など韓国有数のビーチもあり、また、毎年国際映画祭も開催しています。近年さらなる変革を遂げるべく、釜山市は「Dynamic Busan」とのキャッチフレーズを掲げて韓国を代表する「若い観光都市」を目指し、都市開発や文化コンテンツの開発事業を進めています。

 

 

  • 主な都市開発計画

 スポーツ・レジャーや観光施設のニーズに答えるため、2021年までに、オペラハウス、クルーズ専用ターミナル、マリーナなど各種のランドマークを建設する予定です。釜山市民は海洋スポーツを楽しむと同時にオペラも観覧できるようになります。また、皆が幸せな生活を送り、自分のスター性を発見する場所とのキャッチフレーズで2010年から本格工事を開始したオシリア観光団地は、テーマパーク(スポーツセンター)をはじめ、ゴルプ場、ショッピングモールやメディカル休養センターを含んだ複合施設になる予定です。釜山市はさまざまな開発を通じ、観光とビジネスをリンクし雇用創出効果を高め、釜山の失業率が下がることを期待しています。

 

 

  • 文化コンテンツの開発
釜山映画の殿堂のMain Gate(筆者撮影)
釜山映画の殿堂のMain Gate(筆者撮影)

2016年から開催しているワンアジアフェスティバルでは、釜山が持つさまざまな文化と韓流コンテンツを連携し、釜山とアジアの若者たちとが共に楽しめるアジアの代表的文化コンテンツの開発を目標としたお祭りです。毎年10月の中旬から行われ、同時期に開催される釜山国際映画祭、花火大会なども一緒に楽しめ、また韓国政府も韓流が単発で終わらぬよう継続的な支援を行っています。

 

 また、毎年開催されるG-starは、最新トレンドを肌で感じられるゲームファンにはたまらないお祭りで、ドイツ・ゲームズコム/米国・E3/日本・東京ゲームショウと共に世界4大ゲームショーと評されています。2009年から釜山で開催されるようになり、毎年韓国内・外から多数の参加者が訪れます。釜山市は、IT産業の強化を目標に豊富なネットインフラをゲーム産業にも発展させるべく努力しています。

 

 百聞は一見にしかずと言いますが、一度釜山に足を運んでみてはいかがでしょうか?

以上

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