デイリー・アップデート

2019年8月5日 (月)

[イラン] 7月31日夜、革命防衛隊(IRGC)がホルムズ海峡のイラン領海内で、ディーゼル燃料を密輸しようとしていたタンカーを拿捕したとのこと。8月4日のIRGC発表によると、拿捕されたのはイラクのタンカーで70万リットル(約4400バレル)のディーゼル燃料を密輸しようとしていたという。イラク政府はこれを否定。タンカーは7人の外国籍船員とともにブシェールに留め置かれている。IRGCは過去1か月半の間に、ホルムズ海峡で合計3隻の外国船を拿捕している。

[米国] 7月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比16.4万人増加した。失業率は3.7%と、前月から横ばい、約半世紀ぶりの低水準を維持している。また、平均時給は前年同月比+3.2%となり、前月から+0.1ポイントとやや加速。雇用者数の伸びは、3か月平均で14万人とここ2年で最も伸び幅が小さいものの、完全雇用状態に近く、人手不足感が強まっていることを踏まえると、引き続き雇用環境は底堅いといえる。

[市況] 8月1日、トランプ米大統領が年額3,000億ドル相当の中国からの輸入品を対象に新たに10%の追加関税を課す制裁措置第4弾を発表したことで、米中通商協議前進の雰囲気は瓦解。「質への逃避」から金や国債が買われ、米10年債は1.8%割れ、ドイツ国債は一時30年物まで全てマイナス利回りに。FOMCが追加利下げに慎重姿勢を示した直後の「トランプ砲」でもあり、市場は9月利下げを100%織り込んだ。週明け早々、オフショア人民元は11年ぶりに1ドル7元の節目突破。ドル円は106円の攻防に。株・商品は軟調。

[メキシコ] 第2四半期のGDP成長率は前期比+0.1%で前期の▲0.2%から僅かにプラス域へ戻ったため、定義上の不況をかろうじて回避した。製造業は横ばい、農業は縮小したがサービス業は拡大した。第2四半期のGDP成長率の前年比では▲0.7%で前期の+1.2%から反落。イースター休暇が前年は第1四半期に含まれていたが今年は第2四半期だったため、営業日が少なくなったことの影響があった。2019年前半のGDP成長率は前年比+0.2%。サービス業の拡大が鉱工業の縮小を上回った。

[米/ロ] 8月2日、米国務省は、昨年3月に英国で発生した軍用神経剤「ノビチョク」を使った元ロシア情報員暗殺未遂事件に関し、ロシアに対する追加の経済制裁を科すと発表した。ロシアがルーブル以外の外貨建てで国債を発行する際に米金融機関が引き受けるのを禁じ、一部の米国の商品や技術のロシア向け輸出制限を強化する。

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