デイリー・アップデート

2019年8月14日 (水)

[シンガポール] 8月13日、政府は第2四半期(Q2)のGDP改定値が前期比年率(季節調整済み)▲3.3%(速報値は▲3.4%だった)となったことを受け、2019年の成長率見通しを下方修正(5月時点の1.5~2.5%→修正後0%~1%)した。前年同期比では+0.1%で、速報値と一致した。米中貿易摩擦の打撃を強く受けており、今後、2四半期連続でマイナス成長となる「テクニカル・リセッション(景気後退)」に陥る可能性も指摘されている。

[アルゼンチン] 8月11日の大統領予備選挙で現職マクリ大統領が野党候補に大敗したのを受け、翌12日朝からアルゼンチンペソは対米ドルで前営業日比35%近く急落し一時は1ドル62ペソ超の史上最安値をつけた。中銀は政策金利を74.035%まで引上げ、平均1ドル55.4ペソで5,000万ドルのドル売り介入を実施。営業日終了時点で政策金利は74.782%まで上昇し、通貨は1ドル57.29ペソ(前営業日比23%ペソ安・ドル高)まで買い戻された。NY証券取引所上場のアルゼンチン企業株式は60%近く急落し、地場S&P Merval Indexも48%の急落で2002年に記録された史上最悪の下げ幅を塗り替えた。更にCDS(クレジット・デフォールト・スワップ)保証コストは選挙結果を受けほぼ2倍になった。

[イエメン] サウジアラビアが支援するハーディー大統領が暫定的に政府機能を置いているアデンにおいて、UAEが支援する南部分離派(STC)がハーディー支持から一転して大統領宮殿を攻撃しアデンを占拠した。これに関連して、8月12日にUAEアブダビのムハンマド・ビン・ザーイド(MbZ)皇太子がサウジを訪問し、国王及び皇太子と会談。問題の収束について話し合ったとされるが、対ホーシー派で連携してきたハーディー支持派の内部対立で、内戦がさらに複雑化する様相を見せている。

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