デイリー・アップデート

2019年11月7日 (木)

[お休みのお知らせ] 明日、2019年11月8日のデイリーアップデートはお休み致します。

[タイ] 11月6日、中銀は政策金利(翌日物レポ金利)を0.25%ポイント引き下げて1.25%とした。利下げは8月に続いて今年2回目。2010年以来、過去最低の金利水準だが、輸出の停滞による低成長と低インフレを考慮したという。また中銀はバーツ高抑制策(資本流出規制の緩和)も発表した。

[原油] 11月5日にOPECが公表した2019年版「エネルギー長期見通し(WOO)」では、米国のシェールオイル生産は2029年に日量1,740万バレルでピークを付けるものの、向こう5年は増産が続くためOPEC産原油に対する需要は減退し、OPECは世界市場でのシェアを落とすとみている。他方、第3四半期決算を行った米国石油大手は、相次いでシェールの「高度成長期」が終わりつつあると警鐘を鳴らす。OccidentalはAnadarko買収で膨らんだ債務の削減のため2020年は設備投資を半減。Chesapeakeは2020年も価格低迷が続けば事業存続に黄信号が灯ると述べている。キャッシュフロー改善を求める投資家の圧力のほか、資金調達の難化、技術的な問題等が背景にある。

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