デイリー・アップデート

2020年9月14日 (月)

[イスラエル/バーレーン] 9月11日、トランプ大統領は、米国の仲介によりペルシャ湾岸の小国バーレーンがイスラエルとの国交正常化を決めたと発表した。3か国政府による共同声明によると、15日にホワイトハウスで実施されるアラブ首長国連邦(UAE)とイスラエルの国交正常化調印式にバーレーンの外相も参加するとのこと。約2か月後に大統領選を控えたトランプ大統領は、米国民への外交成果アピールのため、アラブ諸国に対しイスラエルとの国交正常化圧力をかけ続けるものと考えられる。

[米国] 民主党大統領候補指名獲得争いにも出馬していたブルームバーグ元ニューヨーク市長は、フロリダ州でのトランプ大統領の勝利を阻止し、バイデン陣営の同州での選挙キャンペーンを後押しする目的で最大1億ドルを自らの政治資金活動委員会(PAC)経由で投入する方針を本日(米国時間9月13日)発表。フロリダ州に居住者が多いヒスパニック系有権者に対しバイデン支持をテコ入れするのが目的の一つ。フロリダ州では今月から郵便投票や在外投票の手続きが開始されている。

[インド] 9月11日、インド自動車工業会(SIAM)が発表した8月の乗用車販売台数(出荷ベース)は、個人消費の落ち込みやコロナ禍の影響で昨年10月以来落ち込んでいた数値が、10か月ぶりにプラス成長に転じ前年同月比+14.2%の21万5,916台だった。2019年8月の販売が同▲32%と大幅に落ち込んでいたためその反動との指摘もある。8月の国内二輪車販売台数(出荷ベース)は、前月の前年同月比▲15.2%からプラス成長に転じ同+3.0%の155万9,665台だった。

[ロシア] 9月13日に実施された統一地方選挙の暫定開票結果によると、知事・首長選挙では政権与党「統一ロシア」系の候補が全員当選確実となり、圧勝した。一方、シベリアのトムスク市やノヴォシビルスク市の市議会では、独立系候補が議席を獲得したもよう。連邦議会選挙を1年後に控えたタイミングでの今回の地方選は、プーチン政権の選挙態勢構築にとって重要な試金石になるとみられている。

[英/日] 9月11日、予定より遅れて日英両政府が新しい協定(EPA)の締結について大筋合意したことを発表。発効の目標は来年1月1日。トラス・英国際通商相は「歴史的な瞬間」と表現しているが、彼女が重要視していたチーズなどの農産品に関しては日本=EU間のEPAをほぼ引き継ぐ形に限定。英国のGDPに対する浮揚効果も1%に満たないとみられているが、英政府にとって重要な点は、「日本とのEPA合意」という対EUの政治的メッセージと将来のTPP参加とみられる。

[中国] 豪経済紙「AFR」など複数の海外メディアが、深圳振華数据信息技術有限公司が作成している「海外重要人物データベース」について報じている。振華は中国政府や人民解放軍を顧客に抱え、政府情報機関である中国安全部と深い関わりがあるといわれる。データベースには政治家、公務員、企業家、学者、技術者、ジャーナリストなど240万人の外国人情報が含まれており、記事は中国の常時かつ広範な情報収集能力と、ソーシャルメディアにおける情報操作などに対し懸念を示している。

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