デイリー・アップデート

2021年6月14日 (月)

[スペイン] サンチェス首相が、 カタルーニャ州独立の是非を問う2017年の住民投票実施に関わり扇動罪で有罪判決を受けた9名の独立派指導者に対する恩赦を承認するとみられている。最高裁判所は恩赦を発動しないようサンチェス政権に勧告しているが、これはあくまで勧告であり法的な拘束力はなく、少数派の同政権としては政情安定のために今月末から7月上旬の間に恩赦を実施するという見方が強い。

[イスラエル] 6月13日に国会で、中道の最大野党Yesh Atidや右派政党Yaminaなど8党による連立政権に対する信任投票が実施され、60対59(1人棄権)の僅差の賛成多数で信任された。連立政権の首相は交代制で、最初の2年間はYaminaのベネット党首(49歳)が担当する。同氏はもともと起業家の億万長者で、過去16年間の政治活動では右派政党を立ち上げ、ネタニヤフ政権下で国防、教育大臣などを歴任してきた。パレスチナ自治区への入植活動に熱心でパレスチナ国家の建設には反対の立場を取っている。

[米国] 6月10日、バイデン大統領は就任後の初外遊として欧州3か国歴訪に出発したが、国内で米議会での成立を目指す内政上の優先アジェンダであるインフラ整備計画を巡る与野党協議が袋小路に突き当たっており、厳しい状況に直面している。とりわけ、民主党穏健中道派のマンチン、シネマ両上院議員は上院本会議での法案の可決に必要な60票を単純過半数で可決することを可能にするフィリバスターの撤廃や変更に反対しており、バイデン政権が優先アジェンダを推進する上で影を落としている。

[ロシア] 国内では、新型コロナウイルスのワクチン接種率が伸び悩む中、感染が再拡大している。6月13日に確認された新たな感染者数は今年2月以来4か月ぶりに1万4,000人を超えた。首都モスクワでは6月15日から5日間、ほとんどの民間企業を休業とするなど、緊急措置が取られることになった。

記事のご利用について:当記事は、住友商事グローバルリサーチ株式会社(以下、「当社」)が信頼できると判断した情報に基づいて作成しており、作成にあたっては細心の注意を払っておりますが、当社及び住友商事グループは、その情報の正確性、完全性、信頼性、安全性等において、いかなる保証もいたしません。当記事は、情報提供を目的として作成されたものであり、投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。また、当記事は筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社及び住友商事グループの統一された見解ではありません。当記事の全部または一部を著作権法で認められる範囲を超えて無断で利用することはご遠慮ください。なお、当社は、予告なしに当記事の変更・削除等を行うことがあります。当サイト内の記事のご利用についての詳細は「サイトのご利用について」をご確認ください。

13人が「いいね!」と言っています。