デイリー・アップデート

2021年7月9日 (金)

[インド] 7月8日のインド自動車販売店協会連合(FADA)の発表によると、6月の自動車販売台数(登録台数、トラクター含む)は2019年同月比▲28.3%の121万7,151台だった。新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するための全土封鎖の段階的解除が始まった2020年同月比では+22.6%だった。2021年6月は活動制限が段階的に緩和し前月比では2.3倍に回復した。

[米国] 労働省によると、7月3日までの1週間の新規失業保険申請件数は37.3万件となり、前週から+0.2万件増加した。6月26日までの継続受給者数は333.9万人、前週から14.5万人減少した。6月から7月にかけて25州が失業給付の特別加算を廃止している中で、失業者の増加は市場の予想外であり、雇用環境の回復が一様ではないという印象が強まった。

[EU] 7月8日、欧州議会は本会議において、ハンガリーの反LGBTQ法を非難し欧州委員会理事会に対してハンガリー政府に厳しい措置を直ちに取るよう要請する決議を賛成多数で採択した。この決議には拘束力はないものの、欧州議会として6月のEUサミット時にみられたEU域内・機関内の対立を受け、EU機関にハンガリー政府に対して行動を起こすよう政治的な圧力をかけたことになる。

[中国] 中国の巨大ゲノム企業BGI(華大基因)が、出生前診断で世界中の妊婦から集めた遺伝子データを解析する際、人民解放軍と協力をしており、また妊婦らにきちんと告知することなく、データを中国本土に保存していたと、7月7日、ロイター通信が特集で報じた。今年3月、米国の専門家パネルは、BGIグループが収集し、AIを用いて分析している膨大なゲノムデータバンクは、中国に経済的・軍事的優位性を与える可能性があり、国家安全保障上の脅威と認識すべきと警告した。

[エジプト/スーダン/エチオピア] エチオピアがナイル川上流に建設中の「大エチオピア・ルネッサンス・ダム(GERD)」に関し、ナイル川下流に位置するエジプトとスーダンは巨大ダムの貯水と運用に関する法的拘束力のある合意をエチオピアに求めてきたが、エチオピア政府は7月5日、昨年に続いて同ダムへの2度目の貯水を開始したことをエジプトおよびスーダンに一方的に通告した。8日に開かれた国連安保理会合でエジプトのシュクリ外相は、国際法を無視したエチオピアの一方的な行動を非難するよう呼びかけた。

[米/ロ] 最近、ロシアのハッカー集団によるサイバー攻撃やランサムウェア攻撃が多発しているが、共和党全国委員会(RNC)が契約しているプロバイダーを標的にしたロシアのハッカー集団Cozy Bearによるとみられるサイバー攻撃が先週末あったことを、7月6日にRNCが発表した。6月16日の米ロ首脳会談でバイデン大統領がプーチン大統領に対してサイバー攻撃の取り締まり強化を要求して約3週間も経過しない中、相次ぐサイバー攻撃等の発生でバイデン氏への政治圧力も増大している。

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