デイリー・アップデート

2022年8月3日 (水)

[ブラジル] 7月の貿易黒字は54億USDとなった。12カ月累計では、6月の587億USDから7月の568億USDに減少し、2021年7月の649億USDの黒字を80億USD程度下回る貿易黒字となった。前年同月比では、輸出が前年同期比17.4%増と拡大し、輸入はさらに伸びた。過去12か月間の累計貿易黒字額は昨年8月をピークに減少しており、経済活動の復調とともに、輸入の拡大が輸出を上回っている。

[豪州] 2日、豪準備銀(RBA)が政策金利を0.5%pt引き上げ、1.85%とした。利上げは4会合連続。ロウ総裁は、経済を安定させながら、インフレ率を目標レンジ(+2~+3%)に抑えることを重視していると述べた(2022年4~6月期は+6.1%と21年ぶりの高水準)。インフレ率は年内に+7.75%前後でピークを迎え、2023年は+4%、2024年は+3%に低下すると予測している。今後も金融正常化を目指すが、一方、あらためて設定された道筋があるわけではなく、利上げの規模とタイミングはインフレと労働市場の状況次第と述べた。

[ミャンマー] 国際人権NGOのアムネスティ・インターナショナルは8月2日に「ミャンマー:15年のように感じられた15日間:ミャンマーのクーデター以降の拘束中の拷問」と題する最新報告書を公表した。当局による拘束経験のある人物や弁護士、専門家ら15人に対して今年3月に行われたインタビューに基づいて作成されており、拘束中に暴行を受けたり、自白を強要されたり、殺害や強姦を脅されたりしたことが記述されている。反政府勢力への激しい弾圧を厳しく非難している。

[中国] 7月31日に中国国家統計局、8月1日に「財新」が2022年7月の製造業購買担当者指数(PMI)をそれぞれ発表。中国国家統計局のデータは49.0と前月から1.2ポイント下落し景気の節目である50を2カ月ぶりに下回った。6月には上海のロックダウン解除後、4カ月ぶりに50を超えたものの、最近再び新型コロナウイルス感染が拡大したこと、6月と比較し需要が落ち着いてきたことなどにより数値が悪化したとみられる。「財新」のデータは、50.4と前月を1.3ポイントを下回ったものの50を超えた。

[台湾/中国/米国] ペロシ米下院議長が2日夜、台北に到着した。ペロシ氏を乗せた飛行機は、マレーシアを出発してから南シナ海上空を避けて迂回し、通常は4時間半ほどの距離を7時間かけて台湾まで飛行した。中国戦闘機との接触を警戒したと見られる。2日、台湾総統府のウェブサイトは「DDoS攻撃」を受け一時ダウンした。中国の税関当局は、台湾の食品企業100社以上に対し、輸入禁止措置をとった。ペロシ氏到着直後、人民解放軍東部戦区は軍事演習を開始したと発表し、4~7日にかけて台湾を取り囲む6つの海域で大規模軍事演習を実施すると発表した。

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