鈴木 将之|シニアエコノミスト

所属:経済部
研究・専門分野:マクロ経済

【略歴】
 慶應義塾大学(商学部)卒業、慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。
 国内シンクタンクを経て、2017年住友商事グローバルリサーチ入社。

メディア活動情報

2025年5月26日(月)

『Quick Money World』に、当社シニアエコノミスト 鈴木 将之のコメントが掲載されました。

◆「ユーロ、米国とのさや当てで買い 協議難航は重荷に(FXストラテジー)」

2025年5月26日(月)

日経QUICKニュース社の取材を受け、当社シニアエコノミスト 鈴木 将之のコメントが掲載されました。

◆「<NQN>☆ユーロ、米国とのさや当てで買い 協議難航は重荷に」

2025年5月26日(月)

『Quick Knowledge 特設サイト』に、当社シニアエコノミスト 鈴木 将之のQuick月次調査・外為5月レビューが掲載されました。

◆「対日関税の撤廃・縮小は円安要因」

2025年4月16日(水)

『日本経済新聞』に、当社シニアエコノミスト 鈴木 将之のコメントが掲載されました。

◆7面「年末の円相場、130円まで上昇」

2025年4月16日(水)

日経QUICKニュース社の取材を受け、当社シニアエコノミスト 鈴木 将之のコメントが掲載されました。

◆「<NQN>☆円相場ひとまず落ちつく 日中値幅、今年の平均下回る」

サイト内記事

2025年6月11日

コラム

米国のISバランスからみた関税政策

米国のISバランスからみた関税政策

二転三転する米国の関税政策もあって、世界経済の先行きは「不確実」ではなく「予測不可能」だという認識が、足元で広がりつつある。関税政策の背景には、米国の貿易赤字を減らしたい、米国の製造業を立て直したいという考えがあるのだろう。しかし、米国全体の貿易赤字を減らすために、関税政策や非関税障壁の撤廃などだけではなかなか解決しないことも事実だ。一国...

2025年6月10日

調査レポート

物価高騰の認識と賃上げ期待のはく落

物価高騰の認識と賃上げ期待のはく落

日本経済は、足踏みが一部に残る中で、緩やかに回復してきた。二転三転する米国の関税政策の不確実性とともに、これから次第に景気への下押し圧力が強まっていくと予想される。足元で、コメなど食料や電気・ガス代など生活必需品の価格上昇が継続していることが懸念される。これらは生活必需品なので、購入頻度が高く目にしやすいものが多いため、消費者に物価上昇が...

2025年6月4日

コラム

5年ぶりの金融政策戦略の見直しへ

5年ぶりの金融政策戦略の見直しへ

2025年5月6~7日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、金融政策戦略の見直しも議論されていた。前回の「長期目標と金融政策戦略の声明文(“Statement on Longer-Run Goals and Monetary Policy Strategy”)」が改定されたのは2020年8月27日だった。当時、おおむね5年ごと...

2025年5月28日

コラム

米(関税)とコメ(価格高騰)という内憂外患

米(関税)とコメ(価格高騰)という内憂外患

直近の日本経済を巡る内憂外患といえば、米国の関税政策と国内のコメ価格の上昇があげられる。まず、米国の関税政策について、トランプ米大統領は4月2日に相互関税を発表、その後上乗せ部分は90日間猶予されているものの、10%の基本税率は課せられている。また、3月の鉄鋼・アルミニウム製品、4月の自動車、5月の自動車部品への25%追加関税も適用されて...

2025年5月27日

調査レポート

ユーロ圏の自立と協調

ユーロ圏の自立と協調

ユーロ圏経済は、緩やかに持ち直している。ただし、関税引き上げ前の駆け込みによる米国向け輸出の増加もあって、経済成長率がやや加速した一面があるため、見た目の数字ほどユーロ圏経済の成長は強くないだろう。これまで経済成長のきっかけを見出せなかった中で、ドイツのメルツ政権の財政拡大が期待されている。また、米国との関係を見直す中で、ユーロ圏の防衛費...

2025年5月21日

調査レポート

相互関税の発動による混乱

相互関税の発動による混乱

米国経済は、底堅く推移していた。しかし、相互関税の発動のように米国の関税政策が大きな混乱要因になっている。また、個人消費など実体経済を表す経済指標よりもいち早く反応した消費者マインドや期待インフレ率の動向において、米国内の見方が大きく割れている点も注目される。この二極化した米国社会で、平均的な姿が統計上の数字として表れており、それが米国経...

2025年5月21日

コラム

実質GDP成長率の符号を変えるサービス輸出入

実質GDP成長率の符号を変えるサービス輸出入

訪日観光客の消費やいわゆるデジタル赤字など、サービス輸出入(サービス収支)への注目度が高まってきた。サービスの輸出入はGDPの算出にも用いられるため、実質GDP成長率(経済成長率)への影響力も拡大させつつある。しかも、潜在成長率がゼロ%台後半から1%程度と試算される中、サービス輸出入の変動が大きくなると、それによって実質GDP成長率がマイ...

2025年5月12日

コラム

FOMC声明文の行間に表れる苦境

FOMC声明文の行間に表れる苦境

米連邦制度理事会(FRB)は、5月7日までの連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利(FF金利の誘導目標レンジ)を4.25~4.50%に据え置くことを決定した。据え置きは市場予想通りであり、大きな混乱はなかった。発表された声明文によると、米国経済の現状について、純輸出の振れが経済指標に影響を及ぼしていることに言及しつつも、米国経済が堅調な...

2025年4月30日

コラム

見通し難い世界経済見通しからの示唆

見通し難い世界経済見通しからの示唆

4月22日に公表された国際通貨基金(IMF)「世界経済見通し」によると、世界経済の成長率は2025年に+2.8%(前回1月時点から▲0.5pt)、2026年に+3.0%(▲0.3pt)と下方修されました。すでに2025年1月時点の見通しで2024年から3年連続で+3.3%と、低成長が予想されていたにもかかわらず、2月以降の米国の関税政策な...

2025年4月30日

調査レポート

【日本経済】追加利上げの前の追加関税

【日本経済】追加利上げの前の追加関税

日本経済は、足踏みが一部に残る中で、緩やかに回復してきた。この状態に、米国の関税政策などが今後、影響を及ぼしていくことになる。足元にかけて下振れリスクが大きくなっている。2025年の名目賃金上昇率も比較的高めとなり、実質賃金がプラスを維持できれば、個人消費も持ち直すだろう。ところが、米国の関税措置などによって、輸出が減速するなど国内景気が...