デイリー・アップデート

2019年9月13日 (金)

[マレーシア] 9月12日、中央銀行は、政策金利を予想通り3.00%に据え置き、現在の政策金利は引き続き「緩和的」とも表明した。中銀は5月に25bpの利下げを実施、2016年以来の利下げだった。また、今年の実質GDP成長率予測も据え置いた(+4.3~+4.8%)。7月のインフレ率は前年比+1.4%と過去約1年で最高水準だった。中銀は年内から来年にかけてインフレが進行すると予想。多くのエコノミストは、来週にも米国が利下げに動き、マレーシアも年内あと1回の利下げをするものと見込んでいる。

[ECB] 9月12日、ECBは理事会を開催、金融緩和を決定した。預金ファシリティー金利を0.1%pt引き下げて、▲0.5%にした。また政策金利のフォワードガイダンスについて、「2020年半ばまで」から「物価上昇率の目標に見通しがしっかりと収束するまで」へと変更した。また、資産買い入れプログラムを月額200億ユーロで再開する一方、準備預金に2段階の階層化を導入した。これほどの緩和を必要とするユーロ圏経済の現状と、今後の景気後退局面に対応する手段が限られていることが懸念される。

[米/中] 中国商務部は9月12日の定例記者会見で、米国が2500億ドル相当の商品に対する追加関税引き上げ時期を延期した点に関し、善意ある行動だとして延期を歓迎、また中国企業が米国農産品に対する引き合いを出していることに触れ、次回の米中通商交渉のために良好な環境を作り出したい旨を表明した。環球時報は社説で、前述の延期と、それに先立ち中国側が公表した一部商品の追加関税を免除する措置を合わせて「善意の相互作用」と呼び、貿易戦争の終結に対する強い期待感を表明した。

[中国] 中国自動車工業協会の発表によると、2019年8月の自動車販売台数は195.8万台と200万台を切り、前月比では8%増加したものの、前年同月比では▲6.9%と、2018年7月以来14か月連続で前年同月割れとなった。1-8月販売累計は1,610.4万台、前年同期比▲11%。新エネ車の販売は、8月8.5万台で前年同月比▲15.8%、2か月連続でマイナスとなった。時事通信は、米中貿易摩擦や景気減速懸念を背景とする消費者の自動車購入意欲の減退を市場低迷の原因と報じている。

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