会社情報
社長メッセージ
VUCA[*1]の時代と言われて何年かが経過しましたが、不確実性は世界中で一層増大しています。また、新型コロナウイルス(COVID-19)は富の偏在、格差の拡大などを深刻化させるとともに、グローバルなサプライチェーンの脆弱性に警鐘を鳴らしました。そうした中、グローバルな課題の解決に向けた協調がますます求められますが、米中両大国間や、英国・EU間などでの摩擦、人権や民主主義といった根源的な価値観にかかわる問題の顕在化など、協調を阻む障害になりそうな事象も多くみられます。一方で、DX[*2]、AI(人工知能)、量子コンピューター、ヘルスケア、モビリティなどさまざまな技術分野に関連する目覚ましい進展は、その本質を理解しながら、生活者などの受け手を重視した形で活用していくことによって、新しい事業機会を生みだすチャンスを提供してくれています。コロナで傷んだ経済を立て直すべく、世界中で極めて大きな規模の財政措置が講じられ、また、金融緩和措置によって莫大な低コストのマネーが市場にあふれていることも、さまざまな事業の追い風となり得ます。
住友商事グローバルリサーチは、このような世界の情勢、産業の動向などに関する情報を収集、分析、発信していくことがその役割です。そして、住友商事グループのシンクタンクとして、それらをグループの事業活動の現場からの情報や経験と融合させることで、より深みのあるものにしていけることがその強みです。鳥の目と虫の目を組み合わせた冷静なリサーチや分析と、「情報を使う側」としての活動が、適度な緊張関係を持ちながらうまく結びつくことによって、機会やリスクを正しく判断した事業が実現し、より大きな価値創造に帰結することを目指します。
それぞれに得意分野や深い知識・分析力を持った専門家集団として、それぞれがその個性や持ち味を活かし、のびのびかつ活き活きとリサーチや分析を行い、そのアウトプットをきっかけに各方面とのコミュニケーションが生まれ、より大きなアウトカムにつなげていく、そのための補助線を引く、ということを社員一丸となって実践してまいります。
今後さまざまな角度からの発信もしてまいりますので、皆様からのご支援も頂けますようよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 住田 孝之
[*1]VUCA(ブーカ)の時代:Volatility(変動性), Uncertainty(不確実性), Complexity(複雑性), Ambiguity(曖昧性)に満ちた、先が見えず将来予測が困難な時代。
[*2]DX=デジタル・トランスフォーメーション:ICT(情報通信技術)の浸透が人類の生活・社会・ビジネスのあり方をあらゆる局面で変容させていくこと。
会社概要
名称 | 住友商事グローバルリサーチ株式会社 (Sumitomo Corporation Global Research Co. Ltd.) |
---|---|
設立 | 2004年4月1日 |
資本金 | 50百万円 |
株主 | 住友商事株式会社(100%) |
代表取締役 | 代表取締役社長 住田 孝之 (すみた たかゆき) |
取締役 | 取締役副社長 丸岡 則之 (まるおか のりゆき) 取締役 久野 泰典 (ひさの やすのり) 取締役[非常勤] 東野 博一 (ひがしの ひろかず) |
従業員数 | 35名 |
所在地 | 〒100-8601 東京都千代田区大手町二丁目3番2号 大手町プレイス イーストタワー |
業務内容 | 国内・海外の企業経営・政治・経済・金融・財政・産業・貿易全般に関する調査・分析・研究 並びにコンサルティング業務 等 |
(2023年9月1日現在)
事業紹介
マクロ経済分析
世界経済、日本経済、世界貿易に関するマクロ情報並びに住友商事グループ等からのミクロ情報を基に、外的環境の分析・予測を行っています。
商品市況分析
国際商品市況やマーケットの動向・見通しを分析しています。
国際情勢分析
世界各国の政治・国際情勢、カントリーリスクを分析しています。
ビジネス戦略調査・分析
次世代産業、技術、環境問題等の調査・分析を行っています。
組織図
(2023年9月1日現在)
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