デイリー・アップデート

2023年12月4日 (月)

[ウクライナ] ウクライナ軍が大規模反転攻勢を開始してから12月4日で半年が経過した。長期戦が見込まれる中、ゼレンスキー政権と軍の間では確執が表面化している。12月2日、首都キーウ(キエフ)のクリチコ市長は、外国メディアのインタビューで、ウクライナ軍のザルジニー総司令官の見方を支持し、ロシアとの戦争が一進一退の消耗戦に移行しつつあると述べた。

[台湾] 台湾セメント大手の台湾セメント(臺灣水泥)とアジアセメント(亞洲水泥)は、低炭素セメントに対し布石を打っている。EUが導入した炭素国境調整メカニズムはセメントも対象としており、炭素削減がセメントのグローバル競争力維持の鍵となる。台湾セメントは主要市場である中国のほかに、トルコ、ポルトガルへの投資拡大を発表した。アジアセメントは、台湾における低炭素セメントのパイオニアであるが、「従来のセメントと比較して低炭素セメントに対する台湾の貨物税が割高であり、その調整を行えば、低酸素セメントが台湾セメント業界の発展をけん引することにつながる」と指摘している。

[アルゼンチン] 11月19日に行われたアルゼンチン大統領選挙決選投票で勝利したミレイ次期大統領は、12月10日に大統領に就任する。左派フェルナンデス政権から右派ミレイ政権への政権交代でアルゼンチンの対外政策も大きな変化が予想される中、アルゼンチンのBRICS新規加盟の行方が注目されている。2024年1月、サウジアラビアやエジプト、イランなど5か国とともにアルゼンチンのBRICS新規加盟も実現することが決定していたが、ミレイ次期大統領はBRICS加盟に反対する立場をとっている。

[インド] 11月30日、インド統計・計画実施省が発表した2023/24年度第2四半期(7~9月)の実質GDP成長率は、前年同期比+7.6%となり、インド準備銀行の予想値の+6.5%を上回った。支出別では、GDPの約60%を占める個人消費が+3.1%と前期の+6.0%を下回ったが、政府の積極的な資本支出が寄与し、政府最終消費が+12.4%、官民合わせた総固定資本形成が+11.0%と堅調だった。純輸出は、マイナス幅が縮小した。産業別では、製造業が+13.9%、建設業が+13.3%、電気・ガス・水道が+10.1%、鉱業が+10.0%と好調だった。

記事のご利用について:当記事は、住友商事グローバルリサーチ株式会社(以下、「当社」)が信頼できると判断した情報に基づいて作成しており、作成にあたっては細心の注意を払っておりますが、当社及び住友商事グループは、その情報の正確性、完全性、信頼性、安全性等において、いかなる保証もいたしません。当記事は、情報提供を目的として作成されたものであり、投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。また、当記事は筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社及び住友商事グループの統一された見解ではありません。当記事の全部または一部を著作権法で認められる範囲を超えて無断で利用することはご遠慮ください。なお、当社は、予告なしに当記事の変更・削除等を行うことがあります。当サイト内の記事のご利用についての詳細は「サイトのご利用について」をご確認ください。

15人が「いいね!」と言っています。