「米国/」での検索結果一覧

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2025年08月05日

コラム

米雇用統計ショック

米雇用統計ショック 2025年も、緊張の夏になるのだろうか。連邦準備制度理事会(FRB)は、米国の関税政策による物価上昇率への影響が夏ごろから表れ始めると見ており、市場も夏の物価への関心を高めていた。物価の安定と雇用の最大化という2つの責務があるFRBにとって、コロナ禍後の物価高騰への対応策が後手に回った苦い記憶もあり、物価上昇への警戒を解くことをして...

2025年08月01日

調査レポート

米国は大きな市場の一つに

米国は大きな市場の一つに 米国経済は、底堅く推移しているものの、やや減速感を見せた。底堅さを保つ雇用環境には、軟化の兆しが見えつつある。ただし、軟化であり、悪化しているわけではない。また、物価上昇率も足元でやや拡大したとは言え、関税の影響はまだ明確ではない。このように、米国経済はまだ底堅さを保っている。まだ先の見えない関税政策に加えて、金融政策の独立性が脅か...

2025年07月29日

コラム

日米・米欧関税協議の合意

日米・米欧関税協議の合意 米国は、日本とEUと貿易交渉でようやく合意に達した。米国と日本、米国とEUの言い分が現時点で異なっている点に懸念が残るものの、ここ1年弱にわたって世界経済を揺るがしてきた貿易摩擦という大きな不確実性が緩和に向かうことは、前向きに捉えられる材料と言える。注目点はいくつかあり、1つ目は、相互関税が日本とEU、ともに15%になったことだ。...

2025年07月28日

調査レポート

BRICS~拡大続けるが、多国間主義には限界も

BRICS~拡大続けるが、多国間主義には限界も  2025年7月6日、7日に、ブラジル・リオデジャネイロで開催された第17回BRICSサミットの概要を以下に報告する。BRICSサミットは、2009年にインド、中国、ブラジル、ロシアにより第1回目が開催され、2010年からは南アフリカも加わり、経済成長が期待される5つの新興国のトップが、毎年一堂に会する会議だ。2024年からは、アラ...

2025年07月23日

コラム

米労働市場は見た目ほど底堅くない?

米労働市場は見た目ほど底堅くない? 米国の労働市場は底堅く推移している。例えば、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、「失業率は低水準にとどまっており、労働市場の状況は堅調なままだ」と評価された。また、7月に公表された「地区連銀経済報告」(ベージュブック)でも、「雇用は非常にわずかに増加している」と総括されている。実際、米労働省の雇用統計によると、6月の非農業部...

2025年07月11日

コラム

企業努力がさらなる関税措置を呼び込む素地に

企業努力がさらなる関税措置を呼び込む素地に 世界経済を揺るがしている米国の関税政策が、新たな局面を迎えている。4月2日に発表された相互関税の上乗せ部分の実施は7月9日まで猶予されていた。その間に、米国は主要国・地域と貿易協定を結ぶ考えだったものの、協定などで合意に至ったのは英国とベトナム、カンボジアの3か国にとどまった。そのため、トランプ大統領は7月7日から順次、8月1日から...

2025年06月30日

調査レポート

まだ見えぬ関税の悪影響

まだ見えぬ関税の悪影響 米国経済はこれまでのところ、関税政策による悪影響への懸念が大きい中で、底堅く推移してきた。これまでの物価上昇率が落ち着いてきたという実績を重視して利下げを求めるトランプ大統領と、関税引き上げに伴う将来的な物価上昇を懸念して事態の推移を見極めたい連邦準備制度理事会(FRB)の意見が対立しており、金融市場の混乱要因の一つになっている。先...

2025年06月27日

コラム

米国の雇用環境は底堅いのか?

米国の雇用環境は底堅いのか? 雇用の最大化は、連邦準備理事会(FRB)の二大責務の一つに挙げられているほど、米国経済にとって重要な課題だ。政策金利を据え置く決定の背景には、物価上昇率の高止まりや関税引き上げに伴う今後の物価上昇への拡大への警戒があるのと同時に、雇用環境の底堅さもある。その雇用環境は足元にかけて、変化の兆しも見えつつあるものの、底堅く推移している。...