デイリー・アップデート

2019年4月1日 (月)

[中国/ニュージーランド(NZ)] アーダーン・NZ首相は、3月31日~4月1日の間、就任以来初の訪中。4月1日には、習中国国家主席ならびに李総理との会談を予定している。中国はNZにとり最大の貿易相手国ではあるが、両国関係は、NZ政府通信保安局が同国大手通信事業者のスパーク社に対し5G網でのファーウエイ社起用申請を拒否したことや、NZの国防政策で中国の南太平洋への影響力拡大を「地域の安定を破壊する」としていることなどから緊張をはらむ。ア首相の中国滞在がわずか一泊、商務代表団抜きもそのゆえんとの観測がある。

[ベトナム] 3月29日、統計総局(GSO)は、2019年第1四半期の実質GDP成長率を前年同期比+6.79%と発表。2018年第1四半期の+7.38%から減速。主因は輸出の減速。一方、国内向けの消費財製造が全体を押し上げた。GSOは世界経済に鑑みると同国経済は堅調とコメント。同期の小売売上高(速報値)は前年同期比+12.0%、鉱工業生産指数(IIP)上昇率は前年同期比+9.2%。3月の消費者物価上昇率は、前年同月比+2.70%と前月より0.21%ポイント低下した。政府は2019年の成長率目標を+6.6~6.8%に設定している。

[日本] 日銀『短観』によると、大企業製造業の業況判断DIは+12となり、前回12月調査(+19)から7ポイント低下した。また、大企業非製造業の業況判断DIは+21となり、前回(+24)から3ポイント低下した。先行きについては、大企業製造業が+8とさらなる低下を見込む一方、大企業非製造業は+20で1ポイントの低下と底堅い動きとなっている。足もとの国内外の需要の弱さから販売価格の引き上げが難しいこともあり、2019年度計画では売上高横ばいだが減益となる見通し。

[アルゼンチン] 2018年第4四半期の経常赤字は23億ドルと、前年の1/4に縮小。一次産品が全体の58%を占める輸出が前年比10%増と好調だった一方、輸入は乗用車や資本財の落ち込みで前年比25%減となり、貿易収支は黒字となった。輸入の落ち込みの主因は不況及び為替の急落。金融収支の黒字は経常赤字を上回り、外貨準備高は2018年12月末時点で前期比167億ドル増の658億ドル。

[ウクライナ] 3月31日、5年の任期満了に伴うウクライナ大統領選は投票が締め切られ、複数の出口調査によると、コメディー俳優のゼレンスキー氏(41)がトップ、現職のポロシェンコ大統領(53)が2位となった。ただ、ゼレンスキー氏も当選に必要な過半数は獲得できないとみられ、2人が4月21日の決選投票で争う可能性が高まった。

記事のご利用について:当記事は、住友商事グローバルリサーチ株式会社(以下、「当社」)が信頼できると判断した情報に基づいて作成しており、作成にあたっては細心の注意を払っておりますが、当社及び住友商事グループは、その情報の正確性、完全性、信頼性、安全性等において、いかなる保証もいたしません。当記事は、情報提供を目的として作成されたものであり、投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。また、当記事は筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社及び住友商事グループの統一された見解ではありません。当記事の全部または一部を著作権法で認められる範囲を超えて無断で利用することはご遠慮ください。なお、当社は、予告なしに当記事の変更・削除等を行うことがあります。当サイト内の記事のご利用についての詳細は「サイトのご利用について」をご確認ください。

12人が「いいね!」と言っています。
<  2019年4月  >
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30