デイリー・アップデート

2019年4月18日 (木)

[米国] FRBが発表した『地区連銀経済報告(ベージュブック)』によると、3月から4月初旬にかけての米国経済は緩やかな拡大ペースを維持している。また、いくつかの地区から、経済活動が幾分強まりつつあるという報告もあった。個人消費はまだら模様の一方で、観光は上向き、住宅販売は力強さを増し、製造業も良好な状態にある。また、高スキル人材の不足が目立つなど、労働市場は引き続き需給が逼迫しており、ボーナス増など賃金上昇もみられる。見通しは「緩やかな拡大」と、前回から大きく変化していない。

[エネルギー] 米国が、イランやベネズエラに対して制裁をさらに強化するかどうかは、米国政府がサウジアラビアから生産増の約束を取り付けられるかどうかにかかっており、既にトップ協議は開始されているという。原油価格上昇は、米国内においてエネルギー産業に恩恵をもたらすが、消費者への打撃が大きく、大統領選において浮動票を獲得するためにも、トランプ大統領は、原油価格の値下げの必要性により注目している。

[アルゼンチン] 3月のインフレ率は前年比54.7%増、前月比4.7%増。2月の前年比51.3%増、前月比3.8%増から著しく加速。価格上昇は飲食料、衣料、交通・通信、教育の分野で顕著だった。飲食料では特に牛肉・鶏肉などの食肉、乳製品、生鮮品、パン・小麦製品で著しい価格上昇が見られた。教育費の上昇の主因は新年度の開始。

[中国] 4月17日、国家統計局は、2019年1Qの実質経済成長率が前年同期比+6.4%と安定成長を示し、その内、工業生産の成長率が同+6.5%と5年来の最高値であったこと、不動産開発投資も同+11.8%と2014年12月以来最高の伸び率を記録したことなどから、経済の回復が予想よりも早くなっていると発表。工業生産の3月単月では、同+8.5%と大幅な成長が見られたが、経済紙「21世紀経済報道」は、鋼材、セメントなど建設資材が伸びた他、移動通信5G基地局の同+154%、都市軌道交通の同+54%などの伸びにも注目した。

[インドネシア] 4月17日に大統領選挙・議会選挙が行われ、複数の調査機関が伝えた速報値によれば、ジョコ・ウィドド大統領の得票率が55%、野党候補のプラボウォ氏の得票率が45%になり、ジョコ大統領の再選が確実になった。投票率は80%という高水準だった。国会議員選挙(一院制、定数575)でも与党闘争民主党が第1党を維持するとみられる。

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