デイリー・アップデート

2019年4月12日 (金)

[イスラエル] 4月9日に国会議員選挙(定数120議席)が実施され開票が進んでいるが、ネタニヤフ首相のリクードと、ガンツ元参謀総長率いる青白連合が、それぞれ35議席を獲得する見通し。過半数(60+1)議席を取るためには連立が必要となるが、リクードが連立を目指す右派・宗教政党グループの総議席数が65議席なのに対して、青白連合が目指す中道・左派政党グループの総議席数は55議席にとどまる模様であり、ネタニヤフ氏が連立交渉を経て首相を続投する可能性が高くなってきた。

[フィリピン] 4月10日、財務省は2018年の中央政府によるインフラ整備とその他資本形成向けの投資額が9,404億ペソ(約2兆100億円)、対GDP比で5.4%だったと発表。過去最高値を更新。政府による投資額は、インフラ・プロジェクトを進める「ビルド・ビルド・ビルド」政策により、ドゥテルテ政権が発足した2016年から急増。財務省は、政府投資拡大が経済をけん引していると強調した。

[メキシコ] 1月、2月とほぼゼロだったインフレ率は3月に前月比0.4%増と加速、前年比4%増となり、中銀目標の上限に達した。3月の加速の要因の半分以上はガソリン価格(2.8%増)やライム(柑橘類)価格(69.9%増)の著しい上昇で説明できるが、多くの品目では下落も見られた。平均すると、飲食費はほぼ±ゼロ(前月は1.3%減)だったが、燃料価格の上昇がバス運賃やその他運搬費に浸透し交通費は1.4%増(前月は0.7%増)。コアインフレ率は前月比0.3%増、前年比3.6%増。

[ウクライナ] 4月21日に実施される大統領選の決選投票までほぼ1週間余りとなり、最新の世論調査ではコメディアンのゼレンスキー氏(41)が支持率約51%でリードしている。現職のポロシェンコ大統領は約21%で、「誰に投票するか分からない」ないし「投票に行かない」と答えた人は計28%との結果になった。ポロシェンコ大統領は決選投票前に劣勢を挽回しようと、自身の経験や実績を強調。一方、ゼレンスキー氏は候補者同士の討論会を首都キエフにある7万人収容のオリンピック・スタジアムで開催するよう、ポロシェンコ氏に要請している。

[中国] 4月10日、中国社会科学院世界社会保険研究センターは「中国年金詳細計算報告2019-2050」(以下「報告」と略称)を発表。「報告」の予測では、全国企業職員基本年金保険基金(以下「基金」)の収支は、2019年単年度では+1,062.9億元だが、2028年には初めて単年度でマイナスとなる見込み(▲1,181.3億元)。また「基金」の累計残高は、2019年の 4.26兆元以降も増加を続け、2027年6.99兆元でピーク到達後減少に転じ、2035年には底を突くとしている。「報告」は、定年年齢の引き上げ、「基金」残高の投資運用などの対策を提案している。

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