デイリー・アップデート

2020年2月17日 (月)

[日本] 2019年第4四半期の実質GDP成長率は前期比▲1.6%(年率換算▲6.3%)と5四半期ぶりのマイナスだった。消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動減や台風、暖冬、米中貿易戦争などの影響が出た。第2四半期の10連休などの影響もあって、駆け込み需要の大きさのわりに反動減が目立った。焦点は、2020年第1四半期にプラス成長に回復できるか。1月下旬からの新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大の影響が懸念されている。

[メキシコ] 2019年12月の鉱工業生産は前月比▲0.3%となり、11月の一時的な回復から反落し、下落トレンドに戻った。鉱業のみ下落し、それ以外の製造業、建設業、ユーティリティは全て比較的堅調な結果だった。

[台湾] 台湾のフェンタイ社はスポーツ製品の受託生産会社。高品質と技術開発力を特徴としており、売上の8割はナイキ社向けで、ナイキ社のスポーツシューズの1/6を製造。現在、フェンタイ台湾本社は、製造技術とデザインのみを担当し、生産は、ベトナム5、インド3、インドネシア1、中国1の割合で海外工場に配分している。同社の株価は、東京五輪の追い風で、2019年5月に過去最高の255台湾ドル(約931円)に達し、同業他社を大きく上回った。

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