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2020年2月20日 (木)

[日本/アジア] 2月19日に日本政府観光局が発表した1月の訪日外国人数(推計値)は前年同月比1.1%減の266万1000人で、4カ月連続の減少となった。韓国からの観光客数は日韓関係の悪化を背景とし同59.4%減と減少が続いている。一方、中国は(昨年2月だった春節が今年は1月だったこともあり)同22.6%増だったが、春節期間どうしで比較すれば2020年は前年比2割減となった。ASEAN主要6カ国からは、2020年1月に前年同月比31%増の32万9,000人が来訪しており、1月度としては過去最高の訪日観光客数となった。

[日本] 日本政府観光局によると、2020年1月の訪日観光客数は266.1万人と、前年同月比▲1.1%だった。訪日観光客を国・地域別にみると、今年は春節の時期が例年に比べて早かったうえ、航空便の新規就航や増便などがあったため、1月単月として過去最高を記録する国・地域が多かった。新型コロナウイルスの影響は、2月以降本格的に表れると予測される。日本人の国内旅行も減少すると想定され、ヒトとともにモノの移動も滞るなど、今後の影響の広がりが懸念される。

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