デイリー・アップデート

2018年1月10日 (水)

[ユーロ圏] 2017年11月のユーロ圏失業率は8.7%と、2009年1月以来の低水準になった。ただし、ドイツの3.6%に対してイタリアの11.0%など域内格差が広がっており、政策の舵とりが難しくなっている。

[中国] 人民銀行は人民元基準値設定メカニズムから「カウンターシクリカル要因」を削除。元安圧力一服で管理を緩めたとみられるが、1ドル6.5元割れの元高阻止、米国通商措置に先手、との解釈も。

[原油] EIAは1月短観にて米国原油生産量が2月にも日量10百万バレルを超えると予想。世界石油需給バランスは2018年に日量20万バレル、2019年に日量30万バレルの供給過剰を見込む。

[ポーランド] モラウィエツキ首相は1月9日、外相や国防相ら主要閣僚を交代させる内閣改造を発表した。同国の司法改革を巡り欧州連合からの圧力が強まる中、新閣僚は対外面で穏健な顔ぶれとなった。

[韓国、北朝鮮] 南北高官級会談が板門店で開催され、北朝鮮の平昌冬季五輪への参加、南北軍事当局会談の開催、朝鮮半島問題を南北当事者が対話・交渉を通じて解決することが合意された。

[マレーシア] 1月7日、野党連合はマハティール元首相を首相候補として本年8月までに実施される予定の総選挙に臨むことを発表。

[イラク] 2月12~14日にクウェートで、世界銀行の協力のもとイラク復興会議が開催される。イラクの復興には1000億ドルが必要と試算されており、ドナー国や国際機関の支援内容が注目される。

[世界見通し] 世界銀行は9日、報告書「世界経済見通し(GEP)」2018年1月版を発表。2018年の世界の実質GDP成長率予測を2017年6月時点の2.9%から3.1%に上方修正した。

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