デイリー・アップデート

2018年1月22日 (月)

[市況] WSJは先週のリチウム関連株急落を「炭鉱のカナリアか」と報道。カネ余り・低成長期には成長株中心に買われたが、世界経済が良好で金融引き締めの局面では期待先行ではなく投資先選別の傾向が強まる。

[サウジアラビア] ファリハ大臣は、2019年以降も産油国で協力する準備があることを明らかにした。また、減産目標として掲げてきた世界石油在庫の過去5年平均についても、見直す必要があるとコメント。

[ロシア] 1月19日、原油価格上昇などでモスクワ取引所(MOEX)株価指数が一時、初めて史上最高値2.300台を更新。今後の主なリスクは今月末の米国による追加の対ロシア経済制裁。

[米国/中東] 1月20日からペンス米副大統領はエジプト、ヨルダンを訪問。1月21日にイスラエル入りし、1月22日にはネタニヤフ首相との会談の他、イスラエル国会での演説も予定されている。

[米国] 1月19日、米国防総省は「国防戦略」を発表。戦略的な競争相手の台頭、国際秩序の弱体化、米国の軍事的優位性に対する挑戦が始まっている、との情勢認識を明らかにしている。

[米国] 1月20日、連邦上院での暫定予算の可決失敗を受けて、連邦政府機関の一部が閉鎖。上院は2月8日までの暫定予算案の採決を22日に実施する予定だが、可決されるかは予断を許さない。

[中国/中南米] 中国・中南米カリブ諸国共同体(CELAC)フォーラム第2回閣僚級会議がチリのサンチャゴで1月19~22日に開催。中国は一帯一路イニシアティブの活用を中南米諸国に期待している。

[日本] 1月の「月例経済報告」によると、景気判断は「緩やかに回復している」と上方修正された。世界経済成長を背景に、輸出や生産が増え、ようやく消費の回復基調も強まりはじめた。

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