デイリー・アップデート

2018年3月26日 (月)

[スペイン] プチデモン元カタルーニャ州首相がフィンランドへ独立支持の陳情に行った帰途ドイツで逮捕された。スペイン政府は欧州逮捕令状を3月23日に再度申請していた。バルセロナ等で逮捕に抗議するデモが発生。

[米国/韓国] FTAの再交渉と米通商拡大法232条に基づく鉄鋼関税問題が原則的な合意に至った。現時点で詳細は未公表だが、韓国側は自動車市場で譲歩した一方、農業・鉄鋼分野では権益を守ったとの情報がある。

[エジプト] 大統領選の投票が始まった。立候補が認められたのは、シシ大統領以外には1人だけという対抗馬のいない選挙で、再選確実と言われている。結果発表は4月2日。

[米国] 3月22日、米大統領府は鉄・アルミ輸入制限措置から免除されたEU・カナダ・韓国など7か国・地域を正式に発表し、除外措置は5月1日まで、とした。除外措置延長の可否は今後の交渉次第である旨も併せて明らかにした。

[米国] 3月23日、9月までの2018年度連邦政府予算が成立。トランプ大統領は政権の要求を反映していない予算案に今後は署名しないとも警告しており、10月以降の2019年度予算案の行方に不確実性が残る。

[日本] 貿易戦争などに加えて、日本政治の不透明感の高まりもあって、ドル円レートは104円台を推移している。中堅・中小企業の採算レートを下回っており、企業収益の悪化が懸念される。

[金属] 中国の鉄鋼・鉄鉱石先物価格が大幅に下落、LME銅は18か月ぶりに200日移動平均線割れ。「貿易戦争」への懸念に加えて、春節明け以降の中国需要が期待外れであることも一因。

[原油] ブレント原油は1月以来となる1バレル70ドル超。堅調な石油需要、OPECが2019年も減産の枠組み維持を示唆したこと、イランに代表される地政学的リスクなどを織り込んだもの。

[ロシア] 3月23日、中央銀行は主要政策金利を0.25%ポイント引き下げ、7.25%とすることを決めた。足元のインフレ率は2カ月連続で過去最低の2%台にとどまったと説明した。

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