デイリー・アップデート

2018年3月27日 (火)

[暗号資産] CBOE(シカゴオプション取引所)のクリス・コンキャノンCOOはSEC(米国証券取引委員会)に対してビットコインのETF上場の許可を嘆願する書簡を送付。SECは価格の透明性の低さなどから1月に上場は時期尚早という判断を下していた。

[LNG] ロイターのLNG Outlookによると、今夏(4-9月)のLNG供給増10bcmを、中国・パキスタン・インドなどの需要増がほぼ吸収し、LNG需給はタイト目で推移。LNG価格は6.5-8.0ドル/mmbtuを予想。

[サウジアラビア] 皇太子の訪米中にイエメンからのミサイルを迎撃。皇太子は米国投資家の不安を抑えるため事を荒立てたくないが、イエメン戦争に関しては米議会も懸念を示している。

[ミャンマー] 3月23日、下院はティン・チョー大統領の辞任を受けた新大統領候補を選ぶ投票を実施。与党・国民民主連盟(NLD)の前下院議長ウィン・ミン氏が大勝。来週水曜日の連邦議会での最終選出がほぼ確実視される。

[米国] アトランタ連銀の「GDP Now」は、2018年第1四半期の経済成長率を前期比年率+1.8%と推計。強弱入り混じった内容であるものの、潜在成長率並みの成長は維持される見通し。

[原油] 3月26日、上海で人民元建て原油先物の取引が開始された。取引初日は個人や機関投資家のほか、Glencore,Trafiguraなど大手商社も参加し、予想以上の活況。

[トルクメニスタン] 3月25日に議会選挙が行われ、今回初めて、三つの政党が選挙に参加したもよう。現職のベルディムハメドフ大統領の長男も出馬しており、再選されるかどうかが注目される。

[米/中] ローレンス・サマーズ元米国財務長官が中国発展ハイレベルフォーラムの席で、貿易戦争は不毛であり、中国はトランプ大統領の行動の動機に対応し、問題とされている米国企業への産業スパイ活動を自制すべきだと主張。

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