デイリー・アップデート

2020年2月13日 (木)

[イスラエル] 国連人権高等弁務官事務所は、2月12日に発行したレポートで、ヨルダン川西岸の違法入植地でのビジネスに関与したとして、112の企業リスト(TripAdvisorやExpedia、Airbnb、Motorolaなどを含む)を公表した。ネタニヤフ首相は同事務所を「偏っている」と非難し、パレスチナ自治政府高官は「国際法の勝利である」とレポートを評価した。トランプ大統領は昨年11月、米国のこれまでの政策を転換し、「西岸の入植地を違法とみなさない」と発表して物議を呼んだ。

[お休みのお知らせ] 明日、2020年2月14日のデイリーアップデートはお休み致します。

[カンボジア/EU] 2月12日、EUはカンボジアからの輸入製品に対する優遇関税措置を一部停止すると発表した。政治活動の自由や労働者の権利が守られておらず「組織的かつ深刻な人権侵害」が続いていることが理由。事実上の経済制裁にあたり、8月12日から実施される予定。優遇関税が停止される対象はEUへの輸出総額の約5分の1に相当する。カンボジアの輸出の45%はEU向け(2018年)で、主な輸出品は衣料品と履物。

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