デイリー・アップデート

2021年6月30日 (水)

[ベトナム] 6月29日、統計総局は、2021年4-6月期(第2四半期)の実質GDP成長率は前年同期比+6.61%だったと発表した。前期(同+4.65%)から加速。輸出が同+29.81%と大幅増(輸入は同+28.5%)。米中をはじめとする世界経済の回復が支えになっている。産業別では工業・建設業が同+10.28%と大幅増。製造業は同+13.84%に上った。2021年1-6月期の成長率は前年同期比+5.64%となった。

[UAE/イスラエル] UAEとイスラエルは米トランプ政権(当時)の仲介を契機に昨年9月に国交正常化を実現したが、6月29日にイスラエルのラピード外相がUAEを訪問した。国交正常化以降にイスラエルの閣僚がUAEを訪問するのは初めて。ラピード氏はアブダビでUAEのアブダッラー外務・国際協力相と会談し、在UAEイスラエル大使館の開所式に出席。30日には、今年10月から始まるドバイEXPOのイスラエルパビリオンを視察し、駐ドバイ・イスラエル総領事館の開所式にも出席する予定。

[ブラジル] 世論調査会社Ipecが6月17日から21日までの5日間実施した最新世論調査結果が公表され、現職ボルソナロ大統領の支持率は30%、不支持率は60%と判明。注目されるのは「2022年大統領選挙での仮想対決」であり、ルーラ元大統領支持が49%となり、ボルソナロ大統領に26ポイントの大差をつけて優位を確立。「ボルソナロ氏には絶対投票しない」としている有権者率(拒絶率)は62%に達しており、こうした有権者の反発が来年秋の大統領選挙に大きな影響を及ぼす可能性がある。

[中国] 6月30日、国家統計局が発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.9と、前月の51.0から小幅低下。原材料コスト高や、輸出の主要港がある広東省での新型コロナ感染者の増加が出荷の妨げとなったものの、活動拡大・縮小の節目である50は超えており、引き続き景気回復が底堅いペースで安定しつつある。

[ウクライナ] 6月29日、議会は、最高司法評議会(High Council of Justice)の改革と公務員の資産宣言に関する2つの法律を可決し、これでIMFからの支援融資、約7億米ドルの支払いについての目途が立った。IMFからの資金提供の実施は、9月の見込み。

[EU] 6月29日、「欧州庇護支援オフィス(EASO)」を独立した「EU庇護機関(EUAA)」に格上げ・改編することで、EU理事会・欧州委員会・欧州議会が政治的合意に達したことが発表された。今後500名の専門家も増員される。2015年から2016年にかけて多くの移民・難民がヨーロッパに流入したことから一時はEU崩壊の危機に直面したが、今回の政治合意をもってEUの移民・難民政策は一歩前進した。

[日本/中国/台湾] 6月28日、中山防衛副大臣は、米ハドソン研究所のオンラインイベントで、中国とロシアの連携による脅威が増大していると述べ、台湾を「民主主義の国として」守る必要があるとし、さらに「一つの中国」政策が持続可能か疑問であると述べた。この発言について、29日、中国外交部の汪文斌・報道官は強烈な不満を表明し、日本に対し厳正な申し入れを行ったと明らかにした。

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