デイリー・アップデート

2021年2月26日 (金)

[米国] 労働省によると、2月20日までの1週間の新規失業保険申請件数は73.0万件となり、前週から▲11.1万件と減少を示した。また、13日までの週の継続受給者数は441.9万人、同▲10.1万人と6週連続の減少となった。6日までの週のパンデミック緊急失業補償(PEUC)受給者数は前週から+100.4万人の506.5万人、パンデミック失業支援(PUA)は同▲16.7万人の751.9万人だった。感染状況が落ち着きつつあり、ワクチン接種が進む一方で、寒波の影響もあったとみられている。

[米国] 2月25日、次期米通商代表人事をめぐる承認公聴会が上院財政委員会で開催され、候補のキャサリン・タイ氏は、全ての国民の利益に資する通商政策を展開すると述べた。トランプ政権による追加関税の即時撤廃は否定したが、除外申請プロセスの透明化にはコミットした。中国は、米国のライバルであると同時に通商パートナーであり、グローバル課題に取り組むにあたってはその協力を取り付ける必要があるとも発言した。タイ氏指名には超党派の支持があり、人事承認は速やかに進む見込み。

[米国] バイデン大統領により次期米中央情報局(CIA)長官に指名されたウィリアム・バーンズ元国務副長官の指名承認審査公聴会を上院情報特別委員会が2月24日に開催したが、中国問題に大きな焦点が当てられた。バーンズ次期CIA長官は、中国は手ごわい敵対国との認識を示すとともに、上院本会議での指名が正式に承認された場合、CIA長官として中国問題を最優先課題に位置付けてCIAを指揮していく方針を表明した。

[アルメニア] 2月25日、旧ソ連構成国アルメニアの軍参謀総長らは、パシニャン首相の辞任を求める声明を出した。パシニャン氏は「軍の要求はクーデターの試み」と反発し、参謀総長を解任。辞任を拒否し支持者に団結を呼び掛けている。首都エレバンでは双方の支持者約3万人が入り乱れてデモを行っており、一触即発の状態となっている。

[EU] EUサミット初日に行われた新型コロナウイルス・ワクチン接種証明書(パスポート)の発行と利用に関する協議は、「加盟国間で共通のアプローチを模索する」として結論を見送った。しかし、当初、観光業復興目的でパスポート発行を支持していた南欧加盟国に加え、オーストリアも証明書発行に積極的な姿勢を表明。フォンデアライエン委員長も技術開発に必要な期間は3か月と発言している。

[中国] 2月25日、中国共産党は北京の人民大会堂で貧困撲滅成功を称える表彰式を開催し、習近平国家主席が演説を行った。昨年12月までに農村の9,899万人の貧困層をすべて貧困から脱却させることに成功したと強調、党の勝利として功績を誇った。特にこの8年間における業績を強調し、それ以前の指導者の歴史についてはほとんど触れていない。2022年の党大会に向け、習近平氏の実績を強調する意図がある。中国では「極度の貧困」を年収4,000元未満(1日あたり1.69ドル)と定義しており、世界銀行の基準1.90ドルより緩いと指摘する声もある。

[米/サウジアラビア] 2月25日、バイデン米大統領はサウジのサルマン国王と大統領就任後初の電話会談を実施。ホワイトハウスのプレスリリースによると、主に中東地域の安全保障について話し合いが持たれたもようで、イエメン紛争終結のための努力やイランの脅威などについて話し合ったという。またバイデン大統領は、サウジ当局に捕らえられていたサウジ系米国人や女性活動家の解放を称賛し、米国は人権や法の支配を重要視すると伝えたとのこと。

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