デイリー・アップデート

2021年11月11日 (木)

[スウェーデン] 11月10日にロベーン首相が辞任。与党社会民主党は4日にアンデション財務大臣を新党首に選出しており、議会の承認が得られれば、スウェーデン初の女性首相として就任する見込み。アンデション氏は党首就任のスピーチで、移民政策の厳格化や気候変動対策強化に言及している。

[米国/中国] 11月10日、COP26が開催されているグラスゴーで、ケリー米大統領特使と解振華・中国特使が会談し、「2020年代の気候変動対策の強化に関する米中共同グラスゴー宣言」を発表した。両国はこの問題に関する作業部会を設立し、二国間・多国間の協力を進めていくとしている。宣言には途上国に対し米中が共同で計1,000億ドルを2025年まで毎年拠出すること、排出削減・グリーンエネルギー革命のための科学技術の普及、メタン排出削減のための共同研究などが盛り込まれている。

[米国] 11月5日に下院本会議でもインフラ整備法案が賛成多数で可決され、バイデン大統領は、来週15日に同法案に署名して正式に成立させるのを前に、10日、メリーランド州ボルチモアの港湾施設を訪問して演説した。演説では超党派で同法案が可決されたことを誇示する一方、サプライチェーンの混乱に伴う物流の停滞、5か月連続で5%超を記録したインフレが米国民の生活に影響を及ぼしつつあるとして政権としても真剣に取り組む意向を表明。

[米国] 労働省によると、10月の消費者物価指数は前年同月比6.2%となり、1990年11月以来、31年ぶりの上昇率となった。前月の同5.4%から加速しており、6か月連続で5%以上の伸びが続いている。また、変動が大きい食品とエネルギーを除くコア指数は同4.6%となり、2か月連続で4%台を記録した。供給網のボトルネックや個人消費の底堅さ、エネルギー価格の上昇などから、物価上昇圧力が継続している。

[ロシア] 年末に向けて貨物輸送が増える中、国内では物流が乱れ、ロシア極東のサハリンやカムチャツカ半島で深刻な品不足の問題が発生している。スエズ運河通行料など海上輸送費の高騰や中国通販の需要急拡大などによりシベリア鉄道経由の輸送需要が高まり、極東の港湾ではコンテナ船の滞船も発生している。

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