デイリー・アップデート

2016年12月16日 (金)

[シリア] 1年以上の政府軍による包囲で、反政府軍兵士がアレッポから撤退することに合意。6年続く内戦の大きな転換点となるが、衝突の懸念は残り、すぐに内戦終結にはつながらない。

[フィリピン] 10月の海外労働者送金受取額は前年同月比2.8%減少の23億米ドル。1月~10月では同3.9%増の244億米ドル。

[米国] 米国通商代表部は、中国が関税割当制度を約束通り実施していないとして、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表。米国の農家による穀物輸出の機会を奪っていると主張している。

[CCS] CCS(二酸化炭素の回収、貯蓄)の技術開発が進められており現状4,200円/トン-CO2の分離回収費用を半減させる目途が立ちつつある。だた貯留費用が不明で総費用はやはり相当高い水準の模様。

[EU] 首脳会議で対ロシア制裁の6か月延長が決定。ウクライナ連合協定に懸念を示しているオランダの懐柔案として、連合協定はEU加盟へつながらないと強調。英国のEU離脱に関しては厳しい態度で臨む意向。

[中露] 中国のシルクロード基金は、14日、露のシブール社の10%の株式取得で合意。対露投資では今年最大。シノペックが昨年取得した10%と合わせ、中国企業のシ社持ち分は、20%に。

[米国] トランプ次期大統領とシリコンバレーのIT企業幹部が会談した。H1-Bビザ発給枠、アウトソーシング、気候変動対策を巡りトランプ氏とシリコンバレーはかつて対立の立場。

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