デイリー・アップデート

2022年5月26日 (木)

[米国] 5月24日に南部ジョージア州やアーカンソー州など5州で予備選挙が実施された。最も注目されたのはジョージア州の知事選と州務長官選の共和党予備選挙であったが、現職のケンプ知事、ラッフェンスパーガー州務長官がそれぞれ大差でトランプ擁立候補を振り切って勝利した。トランプ前大統領は2020年大統領選挙の際、ジョージア州では民主党陣営の不正選挙で選挙が盗まれたと主張し、選挙結果を覆すようケンプ知事らに圧力をかけていた。

[韓国] 5月26日、中央銀行である韓国銀行は政策金利を0.25ポイント引き上げ、1.75%とした。インフレ高進に歯止めをかけるため2会合連続で利上げを決定した。また、2022年のインフレ率見通しを+4.5%と、2月時点予測の+3.1%から引き上げた。消費者物価指数は2022年1月が前年同月比+3.6%から4月には+4.8%にまで上昇している。一方、成長率見通しについては+3%から+2.7%に下方修正した。

[日本] 日本銀行によると、4月の企業向けサービス価格指数は前年比+1.7%となり、2020年2月の+2.1%以来の伸びとなった。上昇は14か月連続。ただし、前月比は+0.0%であり、水準を切り上げているものの、方向性は横ばいと勢いを欠いている。川上の企業物価指数にみられるモノの価格上昇に比べて、サービスの価格上昇は緩やかなものになっている。今後、川上の原材料などのコスト上昇が川下の消費者物価をどの程度押し上げていくのかが注目される。

[中国] 5月25日午後、国務院は経済安定化をテーマとする全国規模のテレビ電話会議を開催し、李克強総理が重要演説を行った。中央以外に、省、市、県でサブ会場が設置され、一説によると、各レベルの政府指導者など視聴者は10万人を越えたという。体制内で順送りに指令を伝達する時間を惜しんでの緊急会議だったもよう。会議の主目的は、5月23日に国務院常務会議が決定した6方面33項目の経済安定政策パッケージを各地で実行可能なものとするため、5月末までに各地方が実施細則を発表するよう促すことにあったとみられる。

[トルコ/イスラエル] 5月24~25日、トルコのチャヴシュオール外相がイスラエルとパレスチナ西岸地区を訪問した。トルコ外相によるイスラエル訪問は15年ぶり。同外相は、たびたび衝突の舞台となっているイスラム教の聖地アルアクサー・モスクも訪問した。トルコとイスラエルの関係は、2000年代後半以降、イスラエルのガザ攻撃やトルコのガザ支援船団をイスラエル軍が襲撃した事件などを経て悪化したが、昨年来両国は関係改善を模索しており、今年3月にはイスラエルのヘルツォグ大統領が同国大統領として14年ぶりにトルコを訪問した。

[ロシア] 連邦統計局が5月25日に発表した5月14~20日の1週間のインフレ率は、前週比▲0.02%と去年8月以来、初めてマイナスとなった。一方、前年比では+17.5%と1週間前の+17.7%から減速したものの、2002年以来の高水準となっている。中央銀行は26日に臨時会合を開く予定で、政策金利の水準を検討すると発表している。

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