デイリー・アップデート

2019年9月17日 (火)

[台湾] 鴻海集団創業者の郭台銘(テリー・ゴウ)は、9月16日深夜、20年の台湾総統選挙に出馬しない旨、表明。台湾メディアは、その理由を無党派層に人気の高い柯文哲 台北市長が副総統候補としての出馬を辞退したこと、国民党の総統候補者落選の原因になりたくなかったことなどと分析している。一方、同日、陳水扁総統時代8年間に亘って副総統を務めた呂秀蓮女史(75)が、独立系新生党の「喜楽島連名」などの推薦を受け、総統選に出馬する旨を表明。民進党の票が割れる危険性が出てきた。

[中国] 中国国家統計局が16日発表した8月の鉱工業生産は、前年同月比+4.4%と単月では2002年2月以来、17年半ぶりの低い増加率となった。8月の小売売上高は0.1ポイント鈍化の+7.5%。1~8月の都市部固定資産投資は前年同期比+5.5%となり、1~7月から0.2ポイント鈍化。鉱工業生産・固定資産投資とも製造業の不振が深刻化している。

[ペルー] 中銀は9月12日に政策金利を2.5%で据え置く事を決定した。年前半に停滞し、外部環境が悪化した後、ペルー経済は鉱業及び漁業に支えられ7月に回復し始めた。インフレ率及びインフレ期待は十分目標レンジ内にあるが、インフレ期待は7月の前年同月比+2.32%から8月には同+2.3%へと減速した事を中銀は評価した。

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