デイリー・アップデート

2020年5月27日 (水)

[サウジアラビア] 5月23日からの5日間は外出禁止令が出ていたが、28日以降は3段階に分けて各種制限が解除される。28日からの第1段階では、朝6時から午後3時までの外出が認められ、スーパーや小売店などが再開される。31日からの第2段階では、午後8時までの外出が認められ、政府や会社への出勤が開始され、レストランやカフェなどもオープン。6月21日以降はコロナ禍以前の状態に戻る予定。ただしメッカにおいては、緩和を1段階ずつ遅らせる。一方、メッカへの聖地巡礼は引き続き停止したままとしている。

[米国] 新型コロナの感染拡大を受けて3月13日にトランプ大統領が国家非常事態を宣言してから2カ月以上が経過し、最近、各種世論調査結果が相次いで公表された。大統領支持率とともに新型コロナ感染拡大への対応への評価についても有権者はトランプ大統領に対して厳しい見方を示していることが判明。事実上民主党大統領候補にほぼ決定しているバイデン前副大統領との仮想対決でも、保守系ネットワークFox Newsの最新世論調査結果で8ポイントの大差をつけられていることが判明した。

[シンガポール] 5月26日、シンガポール経済開発庁(EDB)は、2020年4月の製造業生産高指数(2019年=100、速報値)が、前年同月比+13.0%の118.7だったと発表した。3月の同+16.5%に続き2カ月連続で2桁の伸び。前月比(季節調整済み)では3.6%上昇。医薬品有効成分の生産増加などを背景に、製薬が大幅に伸びたことが主因。製薬生産は現状ブームになっているが、あくまでも一時的なものであり、2020年の経済成長の低下を食い止めるには至らないとみられている。

[ロシア] 5月26日、プーチン大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大のため延期していた第2次大戦における旧ソ連の対ドイツ戦勝75周年記念の軍事パレードを6月24日に実施すると表明した。同日は1945年に初めて戦勝パレードが開かれた日にあたる。早期の開催で新型コロナ禍の収束を印象づけようとする意図がにじむが、反面、社会・経済活動の正常化を急ぐプーチン政権の焦りがあるともいえそうだ。

[EU] 5月26日の日/EU首脳会合(TV会議)では、コロナウイルス危機に共同で対応することを確認。治療薬・ワクチン開発や途上国支援で国際協調を推進することの重要性を確認するとともに、WHOの対応に関する公平・独立・包括的な検証を開始することも強調した。

[中国] 国内のスマートホン出荷台数は、本年1Qに4,895万台、前年同期比▲36.4%まで減少したが、4月は大幅増に転じ、1~4月の累計は9,068万台、同▲20.1%まで挽回した。5Gスマホの出荷台数は、1~4月累計で3,044万台、スマホ出荷台数全体の33.6%を占めるが、4月単月では、39.3%を占める。4月末現在発売済みの5Gスマホは累計65機種まで増えた。5Gスマホの価格は、現在最も安いもので3,000元以上だが、年末には1,000元まで下がる見込みで、本年のスマホ国内需要合計3~3.3億台の内、半数を5Gが占めると予測する専門家もいる。

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