デイリー・アップデート

2020年3月6日 (金)

[イギリス/EU] Brexit後の移行期間終了後の将来協定に関する第1回交渉が終了。バルニエEU主席交渉官は「合意は難しいが可能」という見解。イギリス政府側は「困難な課題があることは認識していた」とし、今会合は第1回でもあり交渉方針の違いをあぶりだすことが目的だったとの見解。「公平な競争環境」、司法・安全協力、ガバナンス、漁業の4分野が今後の交渉上、特に困難な論点とみられている。次回会合は3月18~20日を予定。

[豪州] 3月4日に発表された2019年10-12月期(第4四半期)の実質GDP成長率は前期比+0.5%(前年同期比+2.2%)。第3四半期の前期比(+0.6%(+0.4%から上方修正))を下回ったが、前年同期比(+1.7%)は上回った。2019年10月に実施した利下げの効果があったとみられる。一方、今回発表の数値は森林火災と新型コロナウイルスの感染拡大の影響が反映される前のものであり、2020年1-3月期の成長率は大きく下がると予測されている。1-3月期と4-6月期がともにマイナス成長になって、1991年前半以来初の景気後退に入る(29年間連続している景気拡大の記録が途絶える)との見方もある。

[トルコ] エルドアン大統領は、シリア・アサド政権の後ろ盾となっているプーチン露大統領と会談し、シリア北西部イドリブ県での停戦に合意した。また、M4と呼ばれる幹線道路を境界に双方6㎞の範囲で緩衝地帯を設置すること、及び3月15日以降に同地帯においてロシア・トルコ両軍での共同パトロールを実施することなどにも合意した。ただ、シリアでの停戦合意はこれまでにも繰り返し破られており、今回も停戦がどの程度継続するかは不透明。

[タイ/フィリピン] 3月5日、タイ商務省は、2020年2月の消費者物価指数(CPI、422品目)が前年同月比0.74%上昇と発表。干ばつの影響で果物・野菜を中心に生鮮食品の価格が上昇した一方で、非食品部門はマイナスとなり、上昇率は4カ月ぶりに鈍化。コアCPIは同0.58%上昇。一方、フィリピン統計庁(PSA)は3月5日、2020年2月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比2.6%上昇と発表。食品価格や原油価格の低下が消費者物価全体の押し下げ要因となり、4カ月ぶりに鈍化した。コアCPIは同3.2%上昇。

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