デイリー・アップデート

2021年4月20日 (火)

[オランダ/中国] オランダの新聞が、同国最大の携帯電話ネットワークであるKPNの全ての通話を、中国通信機器大手のファーウェイが監視できる状態だったとする機密報告書について報じている。オランダ企業が気付かない間に、当時のオランダ首相と中国の反体制派との通話を含む、650万人のユーザーの通話が監視されていた可能性があるという。KPNは2010年にこの報告書を受け取った後も、3G・4Gネットワークに関する契約でファーウェイに発注を継続していたが、昨年初めて5Gの中核ネットワークから中国企業を排除した。

[米/ロ] ロシア政府により収監中の反政府活動家ナワリヌイ氏の容態の悪化が指摘される中、ジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は「ナワリヌイ氏が収監中に死亡した場合、ロシア政府の責任を問う方針であり、あらゆる制裁措置の発動について検討を行っている」と4月18日に出演した米テレビネットワークの番組の中で表明。ナワリヌイ氏の収監問題は米ロ関係をさらに悪化させる要因となりつつある。

[ロシア] 収監中の反体制派指導者ナワリヌイ氏をめぐり、事態が緊迫している。健康状態の悪化が伝えられており、ナワリヌイ陣営は同氏の釈放を求める反政府デモを4月21日に全土で決行すると発表。欧米も懸念を強めており、プーチン政権に対する圧力が内外で高まっている。

[ドイツ] 9月の連邦議会選挙を前に、4月19日、「緑の党」がアンナレーナ・ベーアボック氏を首相候補として発表。この発表は同党の共同リーダーであるベーアボック氏とハベック氏2人が協議した結果であり、正式な指名は6月の党大会で発表される。「緑の党」の支持率は与党CDU/CSUに次いで第2位であり、ベーアボック氏をメルケル首相の後任と見なす意見もある。

[中国] 4月19日、五鉱発展股份有限公司は、国家市場監督管理総局から独占禁止法違反の容疑による調査通知を受領した旨を公表した。同社が2012年に設立した、鋼材などを取り扱うB2Bプラットフォームを運営する五鉱電子商務有限公司(改称後:龍騰数科技術有限公司)に対し、2015年11月、アリババグループの子会社が44%出資したことが、独禁法で当局への届け出が義務付けられている「企業結合」に該当する可能性があると見なされたもよう。独禁法違反に対する当局の追及が厳格化している。

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