デイリー・アップデート

2018年3月30日 (金)

[中国] 国内の民間企業で注目されていた安邦保険集団、華信能源(エネルギー)が、トップによる不祥事などに伴い、共に政府機関或いは国営企業による接収管理が伝えられている。

[米韓FTA] 3月29日、トランプ大統領は米韓FTA再交渉に言及し、北朝鮮との合意が成立するまで、米韓の正式合意も延期する可能性を示唆した。今週、米韓FTA改定に原則合意した旨、両国当局より発表がなされていた。

[メキシコ] 7月1日の大統領選挙に向けた選挙キャンペーンが30日より始まる。各社世論調査によると、新興左派政党を率いるオブラドール候補が、政権与党及び野党第一党の候補者を抑えて首位を走る。

[中国] 春節を終え3月に入り経済活動が活発化。2017年と同水準程度の安定的な成長が見込まれる中、金利上昇による消費の鈍化が懸念される。金融リスク増大と共産党幹部人事交代の経済への悪影響も懸念される。

[米国] 個人消費支出(PCE)デフレータは2月に前年同月比1.8%上昇した。市場では6月の利上げは確実視される一方で、9月の利上げ確率は5割、年4回利上げ確率は3割程度と予想されている。

[穀物] 米農務省が発表した大豆、トウモロコシの作付意向面積は、市場予想を下回るネガティブサプライズ。トウモロコシの期末在庫率は平均値を下回る可能性。

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