デイリー・アップデート

2018年5月15日 (火)

[OPEC] 5月月報にて、4月のOPEC産油量が日量3193万バレルと減産を開始した2017年1月以降で最低水準を記録したと発表。

[自動車] 独BOSCHはディーゼルエンジンの低NOx化の技術を開発。今後パワートレイン(駆動装置)の計画を変更してまで、OEM(自動車メーカー)がディーゼルエンジンを復活させるかは疑問。

[インドネシア] 5月13日~14日にスラバヤと西ジャワ州で合計6件の爆弾テロと銃撃戦が発生し、25人が死亡。当局は「イスラム国」共鳴者の犯行と発表。ジョコ大統領は改正反テロ法の早急な成立を国会に要請。

[アルゼンチン] マクリ大統領は、全国の州知事を大統領官邸に順次招致し、対IMF支援要請の経緯、および今後の協力を呼び掛けている。野党PJ所属の州知事は5月15日に会合を開き、マクリ政権に臨む姿勢等を協議する見込み。

[米国] 5月22日、上院銀行委員会は、国家安全保障の観点から対米投資を審査する政府当局(CFIUS)の権限を強化する法案の採決を行う予定。中国等による米ハイテク技術の取得を制限するのが狙い。

[インド] 5月14日、4月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(WPI)が発表され、前年同月比でそれぞれ+4.58%、+3.18%となり前月より伸び率が加速。前月はそれぞれ+4.28%、+2.47%だった。

[欧州] ビルロワドガロー仏中銀総裁は利上げ開始時期について、資産買入れプログラム終了後、数四半期以内を示唆。市場では想定よりタカ派的と受けとめられ、ユーロが上昇した。

[ウクライナ] 親欧米派のポロシェンコ大統領が就任してからほぼ4年が経過。汚職対策等が進展しておらず政府の支持率は低迷している。同国は来年3月に大統領選挙を控えているが、選挙の見通しは不透明となっている。

[スペイン] カタルーニャ州議会が新州首相に強硬独立派のキム・トラ氏を選出。同氏は就任演説で同州の独立を目指し、憲法を作成することを宣言。中央政府はスペイン憲法が守られなければ自治権停止継続を示唆。

[中国] 5月までのところ、民間企業を主とした債券のデフォルトが前年比で件数・金額とも約2割増加、経済観察網は、「暗黙の保証」を禁じる行政指導の下、中国は今後新たなデフォルト常態化時代を迎えると報じた。

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