デイリー・アップデート

2018年5月24日 (木)

[トルコ] 経済・金融政策運営への不安から下落が続いていた通貨リラは、5月23日朝方に東京で個人投資家が損失確定売りを実行したことから下げ足が加速、欧州市場では暴落状態となりトルコ中銀は300bpsの緊急利上げを実施した。

[大豆] 中国の国営穀物会社(シノグレイン)が米国産大豆の価格照会をおこなった。国営企業が動き出したことで、中国の民間企業も米国産の輸入再開に動きやすくなる見込み。

[イタリア] マッタレッラ大統領がコンテ氏を首相候補に指名し、組閣を要請。同氏は”欧州や国際社会の中でイタリアの立場を確認することが必要だと認識している”とし、イタリアの国益を第一と考えることを表明した。

[豪/中] 環球時報は、豪外相が関係改善の意志を示したが、中国にとり豪の影響は限定的で改善を急ぐ必要はないし、ワイン・牛肉を米国産に切り替え豪に反省を促せば一挙両得、中国に挑戦してもロクなことがない旨を、豪と世界に教えるべきだと論評。

[マレーシア] 5月23日、新政権は政府債務額が1兆リンギット(約2500億ドル)に上ると発表。前政権が2017年末時点の債務額として発表した6870億リンギットを大きく上回る。

[米国] トランプ政権は、通商拡大法232条に基づき、輸入自動車が米国の国家安全保障に与える影響について調査を開始するよう指示した。今年3月から実施されている鉄鋼とアルミの輸入制限も、この232条に基づいたもの。

[中国] 商務部が5月17日に発表した1-4月の対中直接投資(FDI)は前年同期比0.1%増の2867億8000万元、1-4月の金融を除く対外直接投資(ODI)は前年同期比34.9%増の355億8000万元となった。

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