デイリー・アップデート

2018年5月25日 (金)

[日/ルーマニア] 5月24日、東京都内で「日本・ルーマニア ビジネスセミナー」が開催された。訪日中のオプレア ビジネス環境・商業・起業大臣が登壇し、日本企業にルーマニアへの投資を呼び掛けた。

[フランス] ロシアを訪問中のマクロン大統領がプーチン大統領と会談。トランプ米大統領がイラン核合意を破棄したことに対し、核合意によるイランの経済的利益の維持が核開発再開を避ける最善策との意見で一致。

[中米台] ブルキナファソなどの対台湾断交、中国軍の台湾海峡での実弾演習、WHOなど国際会議からの台湾締め出しなど、中国の台湾に対する圧力が高まる中、6月12日(米朝会談の元予定日)に台北で開催予定の米国在台湾協会新庁舎落成式に注目が集まる。

[欧州] 8月にギリシャの第3次金融支援が終了することから、6月21日のユーロ圏財務相会合で、ギリシャの債務軽減策や定期的な政策監視など政策パッケージが決まる予定。

[ドイツ] 経済成長の恩恵で、2022年までの4年間の税収は、当初見通しより630億ユーロ増加するとみられている。増収分の使途として、政府は2019年中に中低所得層の税負担を軽減する予定であり、防衛予算とIT関連への政府支出も増加するとみられる。

[銅] インドの銅需要は年7-8%伸びており、製錬能力拡張が無ければ2020年代にも純輸入国になるとの推定があるが、Vedanta社保有の製錬所での環境問題が地域住民デモ→暴動→警察の発砲で13人死亡の事態に至り政治問題化。拡張事業にも暗雲。

[ブラジル] ブラジルのトラック運転手によるストライキは4日目に突入し、国内全体のモノやサービスに遅れが出てきた。ブラジル政府が過半の株式を保有するペトロブラス社はディーゼル価格を10%値下げするもストは止まらず、同社の株価は15%も下落した。

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