デイリー・アップデート

2018年5月8日 (火)

[レバノン] 総選挙(1院制、定数128)結果の大勢が判明。ハリーリ首相の未来運動は前回より大幅減の21議席に。対してヒズボラ率いる政党連合が過半数議席を獲得する見込みで、ヒズボラを支持するイランの影響力のさらなる拡大が懸念される。

[新興国] 4月下旬以降、新興国からの資金流出が進んでいる。米長期金利が4年3カ月ぶりに節目の3%台に上昇したことが主因。ドル高となり特に経済基盤が脆弱なアルゼンチンなどの国々での通貨安が続いている。

[日本] 日本銀行の「展望レポート」から、物価上昇率の達成時期の記述が削除された。デフレではない状況の中、中長期的な政策枠組みへの移行であり、政策の持続可能性を高める意図とみられる。

[石油] 米ConocoPhillipsが、ベネズエラ国営石油会社PDVSAのカリブ諸島石油関連施設の差し押さえに動いた。ベネズエラの原油輸出がさらに停滞すると予想され、供給障害リスクが高まる。

[ロシア] プーチン大統領は、新政権の中心となる首相にメドベージェフ氏を留任させる人事案を発表した。同人事案は、本日、議会下院で承認される見通しで、今後は、外相や国防相などの閣僚の顔ぶれが焦点となる。

[マレーシア] 5月9日、下院選と州議会選が実施される。最新の世論調査では与党連合と野党連合の支持率は1%差と接戦になっている。

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