デイリー・アップデート

2020年3月3日 (火)

[イスラエル] 3月2日、イスラエルにとって1年間に3度目の総選挙(再々選挙)が実施された。前回(2019年9月)、前々回(同4月)の選挙で議会の過半数を占める連立内閣が成立しなかったことから、やり直し選挙が繰り返されている。今回の選挙でも、ネタニヤフ首相率いるリクード党は議席を伸ばしたものの、連立を組む右派・宗教政党と合わせても過半数を超えず、組閣には困難を伴うことが予想される。3月17日には、3件の汚職疑惑で起訴された同首相の初公判が始まる。

[米国] 2月28日、USTRは通商政策の年次報告書を議会に提出。米中「第一段階」合意、USMCA締結、日米貿易合意などを挙げ、トランプ政権は過去のどの政権よりも多くの成果を短期間で収め、米国経済に「ブルーカラー・ブーム」をもたらしたと誇った。2020年には英国、EU、ケニアとの新たな通商合意の実現を目指し、さらに中国の経済・貿易体制に構造改革を求める「第二段階」合意や、より包括的な日米通商合意等も推進するとの意欲を示した。

[ベトナム] 2月29日、ベトナム統計総局(GSO)は、1~2月鉱工業生産(IIP)、貿易統計、消費者物価指数(CPI)を発表。IIPは、前年同期比6.2%上昇。輸出額は、同2.4%増の369億2,000万ドル。新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で輸出が鈍化したが、サムスン電子による新型スマートフォン・ギャラクシー「S20」の輸出開始が伸びを押し上げた。CPI上昇率は同+5.91%で、政府通年目標である+4%未満を大幅に上回った。前月比では、▲0.17%。テト(旧正月)後の需要減や、COVID-19の影響により観光客が減少したことが響いた。

[米国] 米供給管理協会(ISM)によると、2月の製造業景況感指数(PMI)は50.1と、前月(50.9)から低下した。2か月連続で節目の50を上回ったものの、先行きへの懸念を残す結果となった。掲載されたコメントをみると、半数以上で新型コロナウイルス感染拡大への言及があり、エレクトロニクス産業や化学工業、飲食業などでは、サプライチェーンを通じた影響がみられている。

[中国] 3月2日、国家林業・草原局は、東アフリカなどで猛威を振るったサバクトビバッタに関する緊急通達を公布。侵入リスクは低いが、気象条件により周辺国からチベット、雲南、新疆に侵入する可能性があるため、主管部門は国境周辺も含め責任を持って監視すること、蝗害防止指揮部と専門家グループならびに情報共有メカニズムを構築したことなどを強調。なお、虫害関連では、2月21日に農業・農村部が通達を公布し、去年に引き続きヨトウガの脅威が高まっており、90%の農地で駆除を実施し、損失を5%にとどめる目標を提示している。

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