デイリー・アップデート

2020年3月4日 (水)

[米国] 3月3日は大統領選に向け党内予備選が14州で行われる「スーパー・チューズデー」(日本時間3月4日11:45現在開票中)。各州に割り振られる「代議員」の獲得競争。民主党では大票田のテキサス、カリフォルニア等でサンダース候補勝利の見込み。バイデン候補は南部諸州にて、黒人層と中道派の票を取り込み勝利。代議員は得票率に応じて比例配分されるため、他候補の動向が「勝利」の重みを左右する。サンダース圧勝か、バイデン巻き返しが始まるか、ブルームバーグの健闘なるか、が注目点。

[米国] 3月3日の臨時FOMCで利下げが決定された。政策金利(FF金利の誘導目標レンジ)は年1.50~1.75%から1.00~1.25%へと、0.5pt引き下げられた。声明文によると「米経済のファンダメンタルズは力強いままであるものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響がリスクになっていることが、今回の対応の理由である」としており、金融政策当局として対応する姿勢を見せた。また、今後については「適切に行動する」という文言から、追加利下げの可能性を残している。

[メキシコ] 2019年第4四半期の実質GDP成長率は前期比0.1%減、前年比0.1%減。月次経済活動指数を確認すると、10月に大きく下落した後、11月、12月は一部回復したことが示されている。通年の結果を分野別で見てみると、農林水産業とサービス業での拡大を鉱工業の縮小が上回った。製造業は少し拡大したが建設業と鉱業が全体の重石となった。需要面については投資や政府支出の減少が続いた一方、個人消費の拡大が、それらの減少を一部相殺した。

[EU] 欧州委員会は、新型コロナウイルス感染拡大への対応強化のために欧州委員会委員5名で構成される対策本部を設置したことを発表。医療、モビリティ、経済の3分野を対策の3本柱と決定。加盟国間の連携を強化し、対策の一元化を目指す。3月3日時点の欧州委員会発表によると、欧州地域の感染者数と死亡者数は、それぞれ2,495名と56名だが、イタリア政府がさらに27名の死亡を発表、スペインで初の死亡者が確認されるなど、感染は拡大している。

[マレーシア] 3月3日、中銀は政策金利を0.25%ポイント引き下げて2.5%とした。利下げは1月に続き2会合連続。2010年7月以来、9年8か月ぶりの低水準となる。世界経済が悪化し、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、利下げによって経済成長を支えるとした。1日に突然起こった政権交代の直後の利下げとなった。

記事のご利用について:当記事は、住友商事グローバルリサーチ株式会社(以下、「当社」)が信頼できると判断した情報に基づいて作成しており、作成にあたっては細心の注意を払っておりますが、当社及び住友商事グループは、その情報の正確性、完全性、信頼性、安全性等において、いかなる保証もいたしません。当記事は、情報提供を目的として作成されたものであり、投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。また、当記事は筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社及び住友商事グループの統一された見解ではありません。当記事の全部または一部を著作権法で認められる範囲を超えて無断で利用することはご遠慮ください。なお、当社は、予告なしに当記事の変更・削除等を行うことがあります。当サイト内の記事のご利用についての詳細は「サイトのご利用について」をご確認ください。

12人が「いいね!」と言っています。
<  2020年3月  
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31