デイリー・アップデート

2020年9月29日 (火)

[中国] 10月1日から始まる国慶節・中秋節の11連休で、中国国内の観光産業は活況を迎えると国内外メディアが報じている。昨年同時期には700万人以上が海外旅行に出かけたが、今年は大半が国内に向かう。中国疫病予防コントロールセンターは「2020年連休中の旅行に関する衛生上の重要指示」を出し、国内にいる人は海外旅行を、国外にいる人は国境をまたぐ旅行を避けるべきとしている。国外に行った場合、到着後と帰国後に合計最大28日間隔離される可能性がある。連休中に6億人が旅行すると予想され、9月8日～15日の間に予約された国内航空チケットとホテルの予約は昨年同時期を上回った。

[米/イラク] ポンペオ米国務長官は、イラクのサーレハ大統領及びカーゼミー首相への電話で、イラク国内での親イラン武装集団による米権益への攻撃がやまないのであれば、在バグダッド米大使館を閉鎖し、駐留米軍を完全撤退させると伝えた。米政府は、今月初めにイラク駐留米軍の数を5,200人から3,000人に削減する発表をしたばかり。ここ数か月、イラク国内で親イラン武装集団による米権益に対する攻撃が激化しており、イラク政府は米国とイラン双方からの圧力の間で難しい決断を迫られる。

[ボリビア] 10月18日に過去2度延期されていた大統領選挙と議会選挙の同日投票が予定されているが、アニェス暫定政権のロンガリク外相は、アルゼンチンに亡命中のモラレス前大統領の代わりにアルゼンチンの左派政権であるフェルナンデス政権がボリビア国内の選挙プロセスに対して干渉を繰り返しているとしてフェルナンデス政権を批判。ロンガリク外相はフェルナンデス政権による内政干渉については国連や米州機構(OAS)に対しても報告したと発言した。

[ロシア] 新型コロナウイルスの感染者数の増加傾向が見られ、9月28日に一日当たりの新規感染者数は5か月ぶりに8千人を超え、8,135人となった。感染者発生の約4分の1を占める首都モスクワ市のソビャニン市長は9月25日、65歳以上ないしは持病がある市民に対し、28日からの自宅待機を呼び掛けた。

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