デイリー・アップデート

2022年6月3日 (金)

[韓国] 6月1日、第8回全国統一地方選挙が実施され、与党「国民の力」が最大野党の「共に民主党」に圧勝した。ソウル、プサンなど17地域の広域自治体首長選で「国民の力」は12地域を獲得、「共に民主党」は5地域に留まった。広域自治体下位の226区・市・郡の基礎自治体選でも、145対63だった。国会議員7名の補選でも「国民の力」が「共に民主党」の議席を1つ奪い、5対2となった。聯合ニュースは、与党の圧勝は、有権者が政権運営の安定を選択した結果と分析。朝鮮日報は、大統領選敗退後の「共に民主党」による検察捜査権はく奪法案での横暴ぶりや新政権に対する運営妨害などを同党敗北の理由として挙げた。

[中国/ロシア] 6月1日、王毅国務委員兼外相は、中国社会科学院とロシアのシンクタンクが共同開催するフォーラムで演説を行い、「中ロは全面的な戦略協力の深化を続け、今日の大国関係の模範となっており、国際社会の公平と正義を守ってきた。中国はロシアとともに、両国首脳の重要な共通認識を引き続き実行に移し、…グローバルガバナンス体系がより公正で合理的な方向に発展するよう推進していきたい」と述べた。

[米国/キューバ] 6月2日、バイデン政権は、トランプ前政権が対キューバ圧力を強化する一環として導入していた対キューバ渡航規制を解除することを発表した。ブリンケン米国務長官は米運輸省宛書簡を送付し、対キューバ渡航を解禁するよう要請し、米運輸省は同要請を受けて渡航の解禁を決定した。同措置はバイデン政権が5月16日に発表していたキューバへの渡航規制や送金規制等の一部緩和、解除を行うとの方針に基づく決定である。

[アジア] S&Pグローバルが発表した5月の製造業購買管理者指数(PMI)は、中国、ミャンマーが景気の節目となる50を割った一方、その他諸国はベトナム以外前月を下回ったものの50を超えた。ミャンマーは49.9となり、20か月ぶりに50を上回った4月実績を少し割り込んだ。原材料の不足や停電などが影響した。インドは、54.6と前月から0.1ポイントの低下にとどまった。22か月連続で製造業の生産コストが上昇しており中でも電子部品やエネルギー、金属、繊維、食料品などの価格転嫁の動きがある。

[ブラジル] 2022年第1四半期のGDP成長率は前期比+1.0%となり、前四半期から加速した。福祉手当「Auxilio Brasil」の影響などでサービス業や小売などが好調に推移したほか、民間消費が底堅く推移した。しかし、2022年の下半期は、インフレ圧力が引き続き強いことから、利上げサイクルが長期化する可能性や、中国やロシアなど外部環境の影響や大統領選挙の不確実性などから、成長は緩やかになる見込みとなっている。

[ロシア] 6月1日、国際金融業界団体が、ロシア国債の一部で利息が支払われなかったと認定し、ロシアは国家としてのデフォルト(債務不履行)に近づいた。ロシアは市場での信頼を失墜し、今後は資金調達が一段と難しくなり、国際金融市場から排除されることになる可能性が高い。

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