デイリー・アップデート

2017年5月31日 (水)

[ロシア] 極東の航空機メーカー、イルクート社(Irkut Corp.)は5月28日に新型の中型旅客機「MS―21」の試験飛行に成功したと発表した。国内民間旅客機製造産業に明るい兆しが出てきた。

[オランダ] 3月の総選挙以降、連立政権誕生に2度失敗。5月29日に政党間の調整役を担っていたシッパーズ大臣が組閣調査者を辞任。ルッテ首相は今年夏までに新連立政権誕生を目指す。

[日中] 楊潔チ国務委員が来日し、日本側閣僚との会談を行っているが、中国の環球時報は、「価値観外交によって中国の台頭に対抗する考えを日本が捨ててこそ、日中の戦略的互恵が推進出来る」と述べた。

[カンボジア] 6月4日に地方レベルの選挙が予定されており、来年7月に予定される総選挙の前哨戦として注目されている。与野党の対立が高まり治安面での懸念も生じている。

[米国] WTO加盟163カ国に対し太陽電池のセーフガード発動を検討中と通知。4月17日連邦破産法11条の適用申請をした太陽光発電パネル開発のサニバ社による米国際貿易委員会(ITC)への請願を受けた措置。

[ドイツ] ドイツの5月CPIは前年同月比+1.4%となり4月の+2.0%より鈍化。ユーロ圏は依然として金融緩和政策を必要としているとのECBの発言を裏付ける結果となった。

[ミャンマー] 投資委員会が4月に認可した外国投資は24件で計6.6億ドル。産業別では製造業、国別ではオランダが全体を牽引。政府の通年目標は60億ドル。

[南米] 5月主要通貨下落率はワースト4位まで南米通貨が占めた。チリのQ1のGDP成長率が09年来最低、年初から100bp利下げ、4月製造業生産は前年比7.5%減。ペルーも2015年1月以来の利下げ実施。

記事のご利用について:当記事は、住友商事グローバルリサーチ株式会社(以下、「当社」)が信頼できると判断した情報に基づいて作成しており、作成にあたっては細心の注意を払っておりますが、当社及び住友商事グループは、その情報の正確性、完全性、信頼性、安全性等において、いかなる保証もいたしません。当記事は、情報提供を目的として作成されたものであり、投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。また、当記事は筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社及び住友商事グループの統一された見解ではありません。当記事の全部または一部を著作権法で認められる範囲を超えて無断で利用することはご遠慮ください。なお、当社は、予告なしに当記事の変更・削除等を行うことがあります。当サイト内の記事のご利用についての詳細は「サイトのご利用について」をご確認ください。

17人が「いいね!」と言っています。