デイリー・アップデート

2017年12月12日 (火)

[ロシア] プーチン大統領は11日、シリアを電撃訪問し、同国からのロシア軍撤退を始めるよう命令した。大統領は、2年に及ぶ軍事作戦を経て、ロシアとシリアは過激派組織(IS)掃討という使命を達成したと強調した。

[韓国] 総額428.9兆ウォンの来年度予算が国会を通過・確定した。今年度予算比では7.1%増であり、来年の名目成長率見通し+4.5%を上回る。国会は、税率を引き上げた法人税法と所得税法の改正案も可決した。

[サウジ] サウジで来年3月から映画館が解禁されることになった。サウジでは、今年の建国記念式典に初めて女性の参加が認められたり、来年6月には女性の運転も解禁されるなど、社会開放の動きが進んでいる。

[アルゼンチン] 12月7日、連邦裁判事はフェルナンデス前大統領を反逆罪で訴追、逮捕すべく、その免責特権を剥奪するよう、上院に要請。今後の前大統領を擁する野党の反発の度合いが、与党改革路線に影響を及ぼす。

[WTO] 2年に1度の閣僚会議が10日、アルゼンチン首都ブエノスアイレスで開始。米国が二国間での交渉を重視する中、多国間での貿易のルール作りを前進させられるかが焦点となる。

[日本・EU] 日EU・EPAが妥結した。自由貿易や気候変動問題など、政治的・戦略的な意思に基づくもの。今後は、課題のISDSの詰めや、戦略的パートナーシップ協定などの交渉を進める。

[原油] 英国北海油田のFortiesパイプラインが原油漏れで稼働停止。改修作業に2週間程度かかるとされているが、冬季需要が高まる時期でもあり、需給ひっ迫懸念からブレントは2年ぶり高値の64.93ドル/バレルをつけた。

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