デイリー・アップデート

2018年6月15日 (金)

[中国] 中国国家統計局が6月14日に発表した5月の鉱工業生産は前年同月比6.8%増、小売売上高は同8.5%増、1-5月の固定資産投資も前年同期比6.1%増といずれも前月より伸びが鈍化した。

[欧州中央銀行] 今年10～12月の間、資産買い入れ額を月間150億ユーロに減らし、12月に購入終了予定と発表。ただし、満期償還金の再投資は購入終了後も続け、ECBの政策金利は2019年の夏まで現行水準に据え置く。

[中古車] 中国市場ではEV化ばかりでなく、中古車市場の急拡大も注目に値する。米国では中古車・新車販売の比率は2:1だが中国はその逆。しかし中国車の品質向上、オンライン取引の普及拡大で市場が急成長している。

[コーン] メキシコは貿易摩擦が過熱した場合の米国産コーン・大豆への関税賦課を検討。メキシコはコーンでは世界第一位、大豆では第三位の輸入国であり、中国の対米報復関税と並び、米国農家に打撃となる可能性。

[イタリア] 昨年9月から暫定的に発効しているCETA(EU・カナダ包括的経済貿易協定)に対し、伊農相が批准しない可能性に言及。原産地名称保護と地理的表示保護が適用される品目が少ない事が理由。

[イエメン] サウジ主導連合軍とハーディー政権軍は、ホーシー派からホデイダ港を奪還すべく同港への攻撃を開始、既に数十名の死傷者が出ている。イエメンは援助物資や食料搬入の8割を同港経由行っており、人道的な大惨事になると国連は警告している。

[米国] トランプ大統領は輸入自動車への関税引き上げを今年11月の中間選挙前に実施したい意向、との報道あり。商務省の調査報告書の提出が大幅に早まる可能性があるが、政治的・経済的影響が大きいだけに、米国内でも賛否が分かれている。

[米国] 報道によると、トランプ大統領は6月14日、500億ドル相当の中国製品に関税を課すことを決定した。15日に米通商代表部が関税の対象となる中国製品の最終リストを公表する予定。

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