デイリー・アップデート

2018年6月13日 (水)

[ヨルダン] IMF主導の税制改革や補助金削減に国民が反発。国王は首相を交替させ、新首相は国民との対話を重視する姿勢。ヨルダンは地域安定のカギとなる国であり、EUや湾岸諸国などが支援を表明している。

[世界銀行] 「世界金融開発報告2017-2018:国境なき銀行業務」によると、2007~2009年の金融危機以降、途上国で外資系銀行に対する規制が強化され企業・家計に不可欠な資金フローが制限されたと指摘。

[米国] 5月の消費者物価上昇率(CPI)は前年同月比+2.8%と、ガソリン価格の上昇などを受けて、上昇幅を拡大。サービス価格も同+3.0%となり、物価のトレンドは堅調といえる。

[ブラジル] 懸案の1967年鉱業法改正につき、昨年議会を通過できなかった投資促進・環境規制強化に関する法案と同内容を大統領令として発布。競争的・革新的で持続可能な鉱業を目指す。

[穀物] 米農務省が昨日発表した世界の穀物需給報告では、穀物の在庫がコンセンサスを下回っていた。トウモロコシや大豆の価格は先月末より下落を続けていたが、在庫の減少見通しを受けてようやく反発した。

[ポーランド] ドゥダ大統領は大統領権限の強化やポーランドとEUとの関係の見直しなどを含めた憲法改正案をまとめて、今年11月に国民投票でその是非を国民に問う予定である。

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