デイリー・アップデート

2018年6月20日 (水)

[日本] 内閣府の月例経済報告によると、景気は緩やかに回復している。また、企業業績の回復の中で賃金上昇や設備投資の増加といった好循環が生じ始めている。

[大豆] 穀物市場では米中貿易戦争の激化の様相を受けてパニック的な売りが発生。大豆は一時7.2%下落し9年ぶりの安値となる$8.41/buまで沈んだ。

[ロシア] 6月19日、オレシキン経済発展相は、トランプ米政権が鉄鋼とアルミに高関税を課す輸入制限を発動したことに対する報復措置として、米国からの道路建設機械などの輸入に追加関税をかけると表明した。

[イタリア] サルヴィーニ内相が、少数民族の人口調査を要請し、イタリア国籍を持たない場合は国外追放するとした発言が波紋。ディ・マイオ副首相兼産業相も「民族別」の調査は”憲法違反”との考え。

[中国] 国務院は、2017年1月と8月に次いで、外資の誘致を促進する通達の第三弾を公表。行政による、ネガティブ・リストを逸脱した投資制限、行政手段を使った技術移転の強制、企業の移転や撤退への妨害などを禁じている。

[サウジアラビア] 国王の勅令によりエンタテインメント総合委員会長が解任された。週末のイベントで、サーカス団員のロシア人女性があまりに露出度の高い衣装を着ていたとしてサウジ国民から激しい非難を浴びたことが理由か。同国の社会改革は前途多難。

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