デイリー・アップデート

2019年7月19日 (金)

[中国] アフリカ豚コレラの影響を受け、本年6月の豚肉卸売価格は、21.59元/kgと前月比+4.7%、前年同月比+29.8%と高騰。政府が調査した繁殖可能な母豚の飼育頭数は、昨年10月時点で前年同月比▲5.9%と警戒ラインの5%を突破、本年6月には同▲26.7%と激減しており、妊娠から出荷までの10か月間を考慮すると、本年6、7月以降の生体豚不足は今後更に顕在化し、価格の上昇も続くとWSJが報じた。FTは、中小養豚業者の廃業が進み、以前から始まっていた市場寡占化が加速されると言及。

[中国] 国際金融協会(IIF)は、2019年第1四半期において家計・企業・政府部門の債務の合計が対GDP比で303%強になったと発表。中国の債務総額は40兆ドルを超え世界全体の債務の約15%を占めた。2018年第1四半期(1~3月)は297%弱。中国政府は、特に小規模企業向けシャドーバンキングの抑制を行っており、非金融部門の企業債務は前年同期と比べ縮小しているが、地方政府と銀行の借り入れが大幅に増えているため、家計・政府・金融部門では増加している。

[日本] 「消費者物価指数」(総務省)によると、6月の消費者物価指数(総合)は前年同月比+0.7%と、33か月連続で上昇した。生産食品を除く総合は+0.7%、帰属家賃を除く総合は+0.8%だった。内訳をみると、財が+1.0%、サービスが+0.4%であり、財主導の物価上昇になっている。デフレ脱却には更なる加速が必要な一方で、10月に控える消費税率引き上げと賃金の伸び悩みを踏まえると、上昇ペースの更なる加速が実質的な購買力を損なう恐れもある。

[ウクライナ] 議会(定数450)選挙が7月21日に実施される。世論調査では、コメディアン出身で5月に就任したゼレンスキー大統領の新興政党「国民のしもべ」が他党を大きくリードしている。今回の選挙では、同党が第1党となった上で、どの程度の議席を得るのかが焦点となっている。結果としてゼレンスキー大統領が国政全般の実権を確保する見通しである。

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