デイリー・アップデート

2019年9月10日 (火)

[イタリア] 9月9日、『五つ星運動』と民主党の連立政権に関する信任投票が下院で実施された。結果は賛成343票、反対263票、棄権3票で、信任投票は可決された。9月10日に上院でも信任投票が行われる。

[米/中/香港] 9月8日、在香港米国総領事館付近で、米国議会に「香港人権・民主法案」の可決を呼びかけるデモ行進が行われた。同法案は共和・民主両党の超党派支持の下、米国議会で可決成立する可能性があり、成立後は米国が、香港住民の基本的自由を阻害する人物・官吏の在米資産の凍結や米国への入国を禁じる制裁措置を取れるようになる。中国外交部は、香港の事案は中国の内政問題であり、如何なる外部勢力も干渉する権利はないとして同法案の審議を行わないよう要求した。

[日本] 内閣府「景気ウォッチャー調査」によると、8月の景気の現状判断DIは42.8と、前月から+1.6pt上昇した。家計動向関連(42.8)が+2.8ptと反転した一方で、企業動向関連(41.7)が▲2.5ptと低下した。また、雇用関連も45.0と、▲0.8ptの低下となった。また、景気の先行き判断DIは39.7で▲4.6ptと大幅に低下した。コメントからは、米中貿易戦争の悪影響から設備投資が減速しつつある兆しもみてとれる。また、雇用にも一服感があり、先行きへの懸念が大きくなっている。

[原油] 米シェール業界幹部が先行きについて話す際、2015年頃は「増産」がキーワードだったが、いまや「フリーキャッシュフロー」重視に転じていることが40社の決算会見記録のワード分析からも明らかになった。シェール企業の多くはまだ継続的なリターンを生み出せず、関連企業の株価も最安値付近にある。また財務面だけでなく技術面でも課題を抱え、リグ過密による生産性低下の情報開示も進む中、鉱区についても規模を強調しなくなってきている。

[チリ] 7月のチリ経済活動指数は前年比3.2%増となり、6月修正値1.5%増から大幅に加速した。非工業セクターが6月の倍の成長率で力強く回復し、鉱業セクターも第1・第2四半期の縮小からの緩やかな回復を継続した。非工業セクターは6月に2017年第3四半期以来の低成長に落ち込んでいたが、7月は3.4%増と急加速を見せた。中銀によると成長の牽引役は製造業、いくつかのサービス業および貿易。なお、季節調整済みの数値では7月の経済活動指数は前月比0.2%増で、前月とほぼ同様。

[ウクライナ] 8月29日、新ウクライナ議会が開会し、喜劇俳優出身のゼレンスキー大統領は、弁護士出身である大統領府副長官のホンチャルーク氏(35才)を首相に任命した。新内閣人事案が議会に提出され、議会がこれを承認した。ホンチャルーク新内閣が発足したことで、今後ゼレンスキー大統領は本格的な政権運営に入る。

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