デイリー・アップデート

2021年7月21日 (水)

[中央アジア] 米軍が撤退を進めるアフガニスタンの情勢にロシアが懸念を強めている。アフガンと国境を接する中央アジアの旧ソ連諸国に過激派勢力が流入し、混乱が波及する恐れがあるため。ロシア、ウズベキスタンおよびタジキスタンの各国軍は7月末からアフガンとの国境で大規模な軍事演習の実施を決定した。1,500人の兵士や戦闘機、戦車などが参加する。

[米国] 7月20日、米紙「ウォールストリートジャーナル」の報道によれば、米独両政府は、ロシアからドイツに至る天然ガス・パイプライン建設プロジェクト「ノルド・ストリーム2」に関して合意に達したもよう。バイデン政権が同プロジェクトへの反対を取り下げる一方、米独両国はウクライナのクリーン・エネルギー関連インフラ等に5,000万ドルの投資を行う見込み。オバマ政権以降、米国は、同パイプライン建設がロシアの欧州に対する影響力を増大させることになるとして反対してきた。

[アジア太平洋] 7月20日、アジア開発銀行は日本やオーストラリアなど一部の先進国を除くアジア太平洋地域の最新の経済見通しを発表。一部の国・地域において新型コロナウイルス感染が拡大したため、2021年の同地域の実質GDP成長率予測を4月時点の+7.3%から+7.2%へ下方修正した。中国は内外需とも堅調さを維持するとし+8.1%と4月時点からの変更はなかった。一方、南アジア、東南アジアは感染再拡大によりそれぞれ+9.5%から+8.9%、+4.4%から+4.0%へと下方修正した。

[日本] 「貿易統計」によると、6月の輸出額は7兆2,208億円、前年比48.6%増となった。自動車や自動車の部分品、鉄鋼などの輸出が増加した。また、輸入は6兆8,376億円、同32.7%増だった。原粗油や非鉄金属、鉄鉱石などが増加した。米欧向け輸出では自動車関連、中国向け輸出では半導体等製造装置やプラスチックなどが増加した。1~6月期の輸出は前年同期比23.2%増となり、2019年1~6月期の金額を上回った。

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