デイリー・アップデート

2017年3月28日 (火)

[世界] 先進国・新興国間のインフレ格差縮小。2月先進国インフレ2.14%、新興国インフレ2.58%。差は0.5%ポイント以下で、1997年以来最も縮小。

[ポルトガル] 16年の財政赤字の対GDP比は2.1%。74年の民主化以降、40年間で最も低い水準。15年の4.4%から縮小し、EUの要請する債務上限比率3%以内に留まった。

[東南アジア] ベトナムの2017年1~3月累計FDIは前年同月比約8割増の77億ドル。ミャンマーの2016年度通年FDIは目標60億ドルを超す69億ドルの見通し(内、ティラワSEZへの投資は2.6億ドル)。

[南アフリカ] 通貨ランド・国債急落。投資家説明会出席のため渡英していたゴーダン財務相に対しズマ大統領が説明会キャンセル・帰国を命令。同国経済安定の象徴的存在であるゴーダン氏が更迭される懸念再燃。

[ブルガリア] 26日に前倒し総選挙が行われ、EUを重視するボリソフ前首相率いる中道右派「GERB」が勝利した。だが、GERBは過半数に届かず、今後の連立交渉が焦点となると思われる。

[ドイツ] 西部ザーランド州議会選挙で現与党キリスト教民主党が得票率40%で圧勝。社会民主党は30%弱で第2政党となった。ポピュリスト政党「ドイツのための選択肢」の得票率は6%と苦戦した。

[中国] 国家禁毒(麻薬禁止)委員会が年次報告で、合成麻薬の常習者増加、国産化率の向上、生産地の内陸移動、国内サプライチェーンの形成、輸出、技術的イノベーションの進展、ネット販売等について言及。

[米国] 3月16日にトランプ政権が米議会に提出した「大統領予算教書」では政府開発支援が大幅削減されるとともに、気候変動プログラムや多国間銀行向けの資金の供与削減も提案。

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